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Foul play って反則?

英語力ゼロで始めたカナダ生活も10年目のWakei です。
実際に日常生活の中で出てきた英語の表現を「リアル英語」シリーズで紹介してます。海外生活の中では、簡単な英語のようで、えっ、そんな意味だったの?というものがあります。そんな現地ならではホットな英語を実際のシチュエーション・事情といっしょに海外に住んでいるつもりで、味わってくださいね。

本日は今日読んだローカル新聞の記事から。
ローカル新聞の記事の一文に「Foul play」(フォール・プレイ)と言う言葉がありました。

Foul (フォール)というとスポーツでは、反則の意味ですよね。
Foul play ってことは、反則行為、ってことでしょうか?

新聞には
Anne W ,28 at the time of her death, had met with foul play.
(Anne W、死亡時28歳、はfoul play にあった。)

と書かれています。

反則行為、ではちょっと変ですよね。不法・不正行為の意味でしょうか?
それもスッキリしませんね。「いかがわしいプレイ」なんでしょうか?
それとも「イカサマ野郎」を表すスラングでしょうか?

皆さんはどう思われますか?

実はFoul Playには、スポーツの反則行為だけでなく、不法行為, 犯罪;裏切り行為, 暴行;殺人の意味があります。中でも最近では殺人の意味でよく使われています。

今回のこの記事は、昨年地元であった未解決殺人事件(複数)に関する記事の一部でした。
ですから、この記事の場合は「Anne W、死亡時28歳、は殺人にあった」という「殺人」の意味でした。

死体が発見されたのは、この女性も含め、地元にいくつもある森の公園内。公園と言っても日本でイメージする遊具があるような広場ではなく、森のトレイルがほとんどです。

森の公園に入ると人の気配がなく、静かですが、ちょっと怖いのも確か。突然、誰かに襲われても近くに人がいるわけでもありません。森は好きですが、ちょっと怖いですよ。そのせいか、一人歩きの人は大抵犬を連れていますよ。殺人があっても目撃者も防犯カメラもない森では、これらの事件のように未解決なのもわかる気がします。

さて、殺人にはhomicide、murder の単語が一般的ですが、Foul play だとまるでスポーツ用語のようにとさらっと言えちゃうんですね。

セレブの突然の訃報の報道にも「foul playの可能性がある」、とか「foul playの痕跡はなかった」、といった報道がよくあるそうですよ。是非皆さんも気を付けて海外記事を見てくださいね。



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