バスの下に投げる人って? Throw someone under the bus
英語力ゼロで始めたカナダ暮らしも10年目のめでたく還暦のWakeiです。
7月に入ってコロナの規制も一段と緩くなったので、以前のアルバイト仲間とドライブに出かけました。そして、アルバイト当時のボスの話で盛り上がりました。
その時に友人の一人が言った言葉が
"The boss throws someone under the bus" (ボスは責任を誰かに押し付け、自分を有利にする)です。
バスの下に人を投げ込む、って言うことですから、ただ事ではない表現ですよね。
では、どんな状況だったかというと・・・
以前、私たちは4人チームでクライアント先で作業をするアルバイトをしました。
アルバイトを始めた当初はボスもクライアント先で自分も作業をしながら、管理して指導もしていました。そして、数回経つと、ボスはチームリーダー(supervisor) を一人決め、作業内容を簡単に説明してチームに任せ、仕事の終了予定時間に近くに戻ってくるようになりました。
ある日、ボス不在の間にFBにアップしていたことも判明。オーナーボスなのである意味自由とは言え、忙しいチームとしてはカチンときます。
ある日、普段よりも時間の掛かる仕事が入りました。その日もボスは作業の内容を簡単に伝え、終了予定時間近くに戻ってきました。そして、進行状態をチェックしだすと、ダメ出しのオンパレード。
そうこしているうちにクライアントもやってきて、ボスは仕事の不十分さをクライアントに説明しながら、チームに修正を次々と要求していきます。
この態度にリーダーもメンバーもそれなりによくやったつもりだったので、ショックを受け、帰りの車の中ではボスへの不満が爆発しました。
みんなの不満は
「アルバイトメンバーで簡単にできる仕事じゃないとわかっているはずなのに、ボス自らリーダーシップを取らないで、アルバイトのリーダー任せで自分は不在。最終チェックで、クライアントの前でチームの仕事の不備を見つけて言うのはどうか? 今回のような仕事は、アルバイトまかせではなく、初めからボスが目指すレベルに仕事をリードすればいいじゃないか。
ボスが会社としてハイレベルな仕事を目指しているのをクライアントにアピールしたいのが目的なら、時間も無駄だし、働くものとしては嬉しくない。一体不在の間、何してるんだ!」
というものでした。
チームを信頼しているようで実はしていない、そしてクライアントの前でチームに嫌な思いをさせ、自分の優秀さをアピールする、そんなボスの姿勢に不信感を持つ、という話。
どこの国に行ってもやっぱり同じようなことはあるもんですね。過ぎてしまえば思い出話ですが。
私も今回初めて" throws ~ under the bus" という表現を知りました。
信頼していた人が実は裏で自分のことを悪く言って、自分の評価を下げ、暗に自分の評価を上げていたりする場合に使える言い回しだそうです。
経験から知る英語の表現って覚えやすいですが、願わくは、もっといい表現を増やしたいですよね。
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