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着物女子団、山に登る!

先日、「浴衣でドレスコードブランチ」に行った今回の着物仲間で、標高1100mぐらいの山に登ってきました。そう高いわけではありませんが、日頃運動していない人が登るにはキツイ山で地元の人の間では有名な山です。

頂上まで登ると自慢できる山

私は7年前にこの山に登ったことがあります。当時はそんなハードな山とは知らず軽装でちゃんとした運動靴もはかずに行って、とんだ目に遭いました。しかもいっしょに登ったローカルのカナダ人メンバーが10代、20代、30代でペースについていくのが大変で途中泣きたくなるぐらい。

後からなんかの話の中で何気なく「その山にこの間登ったよ」とまわりの人に話したら、みんなから「凄いねぇ~」と褒められてびっくりしました。同時にすっかり気を良くしたのを覚えています。そんな頂上まで登れるとちょっと自慢できる山なので、みんな一度は登ってみたいのです。

着物女子山岳隊結成

この山のハイキングの難しいところは道と言うほどのはっきりとした道がないこと。この山では適当に木に付けられたプラスチックの板を探しながら、それを頼りに山の中を進みます。経験者といっしょでないとマジ迷って出てこれなくなる可能性があります。

今回はバンフ出身、山登りの経験豊富でこの山にも最近登ったという20代着物女子Uちゃんがリードしてくれました。携帯にしっかりデータを取り込んで、Goproを付けて余分のステックも持ってきてくれて、心強い出発となりました。

私もさっそく入り口付近で杖になる太い枝を拾いました。靴は足首がもっと固定されるものがいいんですが、とりあえず運動靴。見落としがちですが、手袋(花柄)は結構大事。手袋をしてると登るときも降りるときも迷うことなく石や枝を掴めます。帽子も雨が降ってもいいように、キャップではなくてハット(麦わら帽子)にしました。

って、ガーデニングのまんまじゃん! 急きょ揃えたのですべてガーデニング用。このレベルのハイキングなら実用性では充分でしょう。

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坂はやっぱりキツイかったけど頂上最高!

今回のメンバーは私とUちゃん以外は初めてだし、50代3人、40代1人、20代1人、10代2人なので、基本無理せずにゆっくり進むことにしました。歳が上ってくると坂がキツイのよねぇ。足場の悪い坂を上っていくと息が切れます。遅れる人を待ちながら、話す余裕もなくなり、とにかく登りきることに集中します。

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途中、wifi が繋がらなかったり、道に迷ったり。10時に入口を出発して、頂上に着いたのは1時でした。やったー!

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なんとか頂上までたどり着いて、ここまで来た者しか見ることができない絶景を見ながら、ようやく各自おにぎりを食べてしばし休憩。お腹も減ってたし、ホッとして頂上で食べたおにぎり激ウマでした。

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後は降りるだけ

私の前回の経験では、下山は思いのほか楽で早く降りれた、という印象があります。ですが、ここは着物女子山岳隊ですから、まずは安全第一で多少遠回りしても緩やかな道を行くことにしました。ところがまたもや道に迷い、結局ハードな山の中を直線的に降りる道を選択することになりました。メンバーの一人が途中2度も気分を悪くして吐きましたが、ここは山の中。誰もどうすることもできません。登った以上は自分で降りるしかありません。山の中には私たちしかいません。幸い、そのメンバーも吐いてすっきりしたのか、体調も戻ってきてみんなホッとしました。

無事帰還

帰りは疲れているし、暗くなるのも気になるし、とにかく早く降りて家に帰りたいという気持ちが先走ります。下ってみるとかなりの急こう配。こんなろころを登ってきたことに我ながらびっくりします。集中して降りないとケガをしそうで、神経を使います。ようやく湖に通じる緩やかな道らしい道が見えて、みんな心から胸をなでおろしました。ケガもなく無事に下山できて本当によかったです。

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   ※一人ガーデニングの仙人がいますが、あれですごく実用的なんです。唯一の失敗はジーンズ。汗をかくと重くなり、動きにくい。

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