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質の高い教育をみんなに

 大学の後輩たちが、社会学のフィールドワークとして、中山間地域の教育の視察に来てくれた。ここでは2015年から英語に特化した公営塾を運営しており、事前調査により我が町を選んだようだ。
 彼らの本気度を確かめるため、無理を承知で教育をテーマにしたレポートをあらかじめ提出してもらった。どの学生もよく調べ上げ、都会とは違う特色ある中山間地域の教育についての意見をうまくまとめていた。こちらも負けじと、教育委員会や公営塾スタッフを講師に、小中学生の英語教育の現状について熱心に説明した。
 最後に、SDGs(持続可能な開発目標)の英語の原文について、内容説明するよう少し意地悪な質問をしてみた。一人の学生が和訳し「質の高い教育をみんなに」という趣旨の内容で適切に答えてくれた。国連が目指す、世界共通の課題を普段から意識している様子で頼もしかった。
 大学でさらに学びを深めてもらい、グローバルな視点を持ってこれからの社会での活躍を期待している。

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