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eスポーツとしてのApex

チャンピオンシップのグループステージでは、競技プロたちの激しい戦いが見れて面白かったですね。Apexって日本で流行っているっていうけど、eスポーツとしてのApexってどうなの?競技プロって稼げるの?という点について簡単にまとめます。

■「競技プロ」って何者なのか?

e-Sportsにおいて「プロ」の定義は明確にはされていない、というのが私の認識です。チームに所属していればプロなのか、生計を立てられていればプロなのか、競技大会に出場していればプロなのか、スポンサーがついていればプロなのか、定義が定まっておらず、定義することに特に意味もないので、ここではスルーします。
競技シーンに出場している人を「競技プロ」と呼称するのが手軽なため、そう呼んでいます。
日本のeSports業界全体に言えることですが、市場規模が小さく、スポンサーの参入も少なく、エコシステムが出来上がっていないため、競技プロで生活をすることが難しいのが現状で、日本のApexの競技シーンについても、賞金規模が小さく、生活を支える継続的なリーグ制度もないため、同様のことが言えます。

■「競技プロ」って稼げるの?

Apexの競技プロに関していうと、大会の賞金で生活していくことは非常に厳しいです。日本の競技プロのうち、現時点で獲得賞金が100万円を超えている選手は10人にも満たないです。
Apexは過去に世界大会が1度開催されたのみで、各地域の大会しかなく、賞金規模が小さいことがその理由です。現在行われているチャンピオンシップは、コロナによって中止となった世界大会の代わりの大会であるため、地域大会でも賞金規模が大きく、スキンの売上次第ではありますが、APAC Northでも優勝賞金は2000万円近くになります。
今後も大きな大会が開催されて、優勝賞金に夢を持てるようになるといいですね!

■「競技プロ」ってどうやって生計立ててるの?

大会賞金で生計が立てられないとなると、どうやって生計を立てているのか、という疑問が湧きますが、正直分かりません(すいません)。。
選手の年齢層が低く学生の選手もいたり、実家で暮らしている選手も多いかと思いますが、成人している選手は、チームからの給料配信や動画による収入コーチングによる収入、他の一般的なお仕事などで生計を立てているものと思われます。しかし、チーム自体がスポンサーやグッズ販売などで収入源を確保していないと給料を払うことは難しく、給料が発生していないチームの方が多い、という話も聞きます。

■配信者としての「競技プロ」について

e-Sportsは配信業との相性が非常に良いため、競技プロの選手の中には、youtubeやtwitchなどで配信や動画投稿をしている選手が多いです。Apexのような人気ゲームは視聴者も多いため、選手によっては配信業での収入がメインの収入源となっている選手もいます。競技プロの翔丸さん収入について赤裸々に語っており、競技プロの生活の厳しさや人気配信者になる大切さを教えてくれています↓。
2020年の稼いだ金額、チャンネル登録者増加数、今後の話など振り返り!【翔丸】
ただ強さを追求する「競技プロ」たくさんの人に見てもらう「ストリーマー」というのは別のものが求められます。もちろん競技プロとしてやっていくにあたりファンを増やすことは大事だと思いますが、お喋りやリアクションが上手なストリーマーと同等の人気を得るためには、自分の売り方を戦略的に考えて行動しないといけないという、競技シーンと同様に厳しい世界なのかなと思います。

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