道案内する白狐　《命婦専女神（玉姫）の導き》

神々の意思を人に伝える手段は様々である。
その様々ある手段の中で「人に気付かれずに」道案内をするものがいる。
それが『狐（キツネ）』
稲荷神社のマスコットである『白狐』だ。

『龍』は自然の中の『巡り』に影響を与え、時に風を起こし、時に雲を生み、時に雲を消し、時に大地を揺るがし、時に水を動かし・・・・
自然現象の様々な場面で活動をしている。

『狐』も同じくもっと細やかな自然の『巡り』の中で息づいているが、そんな『狐』の中でも特に『白狐』は「人の意識に作用」出来る。
その作用の仕方はやはり「巡り」というある種の「流れ」に対して作用するもので、それを人の意識レベルに作用を及ぼし、人の「流れ」に影響を与える。
それはつまり、人が進む「流れ」に作用するということ。
そうやってある種の「流れ」に人の意識を乗せて、進む方向を『誘導』するのである。
それが『白狐の道案内』となる。