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等身大のカリスマが「偉い人」になってショックを受けている。(林真理子理事長の会見を見て)

日大の会見、ずっと見ていました。はじめテレビで見て、後半はユーチューブで見た。
林真理子理事長は遺憾、遺憾と繰り返していました。紙をみながら謝罪の言葉を朗読しました。まるで政治家のようでした。

なんというか残念でした。

私はバブル女です。林真理子はバブルを象徴する女性作家です。私もいっぱい林氏の本を読んでいる。デビュー作から読んでいる。

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コピーライターからエッセイスト、作家、直木賞。結婚して、お子さんもいらっしゃる。

バブルのころ、女はクリスマスケーキだと言われていました。25歳までは売れる(結婚できる)けど、26歳になったら消費期限が切れて売れなくなる。

そういう時代に、仕事で成功し、適齢期?あははーそれなにーって感じで、自由に生きていらっしゃった林氏はカッコよかった。

絶世の美女ではなく、親しみやすい容姿をしていらっしゃっるところも好印象で、私たちのもどかしさや苦しみを小説という娯楽にしてくれた。

その林氏が、政治家のような答弁を繰り返している。
作家なのに、言葉足らずでしたと言い、遺憾なんて政治家っぽい手垢のついた言葉を使い、紙を朗読し、自分の言葉で語ろうとはしなかった。

会見している林氏は、私が憧れた等身大のカリスマではなく、「偉い人」でした。

私は林氏に、バブルの幻影を見ていたんだ。がんばれば成功する、がんばれば何もかも手に入れることができる。まぶしいほど輝いていたあの頃は、何十年も前に過ぎ去ってしまったけど、林氏はバブルの象徴だったのです。

幻影はバブル(泡)のように弾けたけれど、私はアラ還だけど、みっともなく努力していこうと思う。
だって私はバブル女だから。

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