子ども心を持ち続けることと子どものままで居続けることは違う。
2月頭にHHKBの外付けキーボードを買った。
レビュー動画と記事を見漁り、これだと決めてから、2〜3ヶ月おいた。あえて寝かせて気持ちを高め、仕事のプロジェクトが一段落するご褒美的にとっておき、いよいよ購入した。
レビュー通り打鍵感が良く、打ち込むたびに気持ち良く、ついつい何か打ちたくなる。HHKBのキーボードを打つために何かを書く、手段ではなく目的になっていることもあるくらいだ。文字が打てる楽器とはよく言ったもの。流れるように打ち込めるよう、タイピングのホームポジションも矯正した。
元々なにかを書くのが好きで(文章を執筆するという意味ではなく)、手書きでモレスキンにその日のことをメモ書きするようにしている。
HHKBを手に入れたことでそれが何かを書き残す機会が増えた。
外には出していない書きなぐりのメモがたまっていく。むかしだったらTwitterやらnoteでどんどん発信していたけれど、今はそこまで誰かに見て欲しいわけでも発信の意図があるわけでもないから、自分だけのメモとして閉まっている。
そうやって頭の中を書き出していると、自分がいま考えていることや引っかかり、何かしらの心の動きが見えてくる。
noteのタイトルは、ラッパー輪入道の罵倒でのパンチラインをサンプリングしたものだ。
村上春樹の短編小説『独立器官』を読んだ際に似た感想を得て、サンプリングしたくなった。素直な心を持ち続けること、ありのままの自分でいることと、剥き出しで居続けることは違うのではないかと。
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