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ひねくれものな僕のこれから。ミレニアル世代としての生き方。(退職エントリ)

こんにちは、わかつき(@wakatubasa)です。

私事で恐縮ですが、ソーシャルメディア活用のコンサルティング企業、ループス・コミュニケーションズを退職することになりました。

新卒から約4年間、大変お世話になりました。(4月末まで在籍はいたしますが、最終出社日は終えています。)


あまり面と向かって想いを伝えるのが得意ではないので、文章にしてお伝えできればなぁと思います。(それでもうまく伝わらなかったら僕の文章力不足です、ごめんなさい。)


大学卒業間近、当時内定していた企業を辞退し、ギリギリに再スタートした就職活動。そんなタイミングでループスに拾っていただきました。
入った当時20代は僕ただひとりで、プロフェッショナルな上司や先輩方にご指導いただき、またクライアント様にも恵まれ楽しくお仕事させていただきました。


僕はループスの価値観がとても好きで、特にコアバリューは入社しばらくはノートに写して自分に浸透させるようにしていました。(仕事のレベルを上げるためにも)

Looops Core Value(ループス社員が最も大切にする7つの価値観)
1.サービスを通じて、お客様にWOW!を届けよう
2.専門性を磨き、オンリーワン・スペシャリストになろう
3.神はディテールに宿る。クオリティには徹底的にこだわろう
4.複雑に見えるものは、何か間違っている。シンプルさを追求しよう
5.チームワークで、メンバーの長所の組み合わせよう
6.オープンで正直な人間関係を構築しよう
7.素直さ、謙虚さ、感謝の気持ちを常に大切にしよう
引用:http://looops.net/corporate/way.html

(特に個人に直結する1〜4を強く意識して仕事するようにしていました)


代表の斉藤さんの「人を幸せにする経営」という信念からは、他人と比較せず自分の幸せを追求することの重要性を学びました。(斉藤さんの話を聞くたびに内省し自分の心の声と向き合っていました、あまり表には出していませんでしたが。笑)


業務としても、企業のSNS活用コンサルティングとして、戦略立案から運用支援、キャンペーン企画、広告運用、などなど幅広くソーシャルメディア含むデジタルマーケティングの領域でお仕事させていただきました。特にこの1年は仕事内容が大きく変わり、自分の中ではチャレンジングな経験をさせていただきました。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました。



なぜ辞めるのか

ひとことで言うと、新しい挑戦をしたいからです。


早稲田大学スポーツ科学部出身の僕は、学生時代からスポーツ業界で働きたく、その前に専門性をつけたい、ということでインターネット業界に進みました。

とはいえ、当時しっかりとキャリアプランを立てていたわけではなく、20代の内は新卒入社した企業でじっくりと力をつけて行くんだろうなぁとなんとなく思っていました。


ただ、インターネットの世界に入って感じた業界のスピードの早さと若さ。世界を見ると、20代で起業して上場してしまうことも珍しくはありません。

加えて、2020年に開催される東京オリンピックの存在。2020年に僕はちょうど30歳になります。その事実が、僕に猛烈な焦りを感じさせました。(他人との比較からではありません。)


人生20代で挑戦したい。


業界のリーディングカンパニーであるループスの仕事は楽しいものでしたし、特にこの1年は自分の中ではチャレンジングな経験をさせていただきました。

企業としても安定していて、プライベートの時間もたくさんとれましたし、そういう意味でまったく不満はありません。


しかしその一方で、ここ1〜2年で少しずつ周りの人とのギャップを感じていました。仕事への価値観のギャップ、作っていきたい未来のギャップ、「楽しい」と感じることへのギャップ。

ループスではメンバーが各々の幸せを追求しています。以下は斉藤さんの「人を幸せにする経営」からの引用です。

加えて「心の喜び」を提供するためには、社員の自己実現を本気で支援することです。顧客の笑顔に無上の喜びを感じる社員もいれば、好きな仕事に没頭したい社員もいる。家族の幸せに自己実現を見出す社員もいれば、起業を志す社員もいる。社員一人ひとりに向きあい、それぞれの自己実現を本気で応援すること。
引用:http://www.gakushuin.ac.jp/univ/eco/professor/list/man/saito.html


それぞれが自己実現を追求できる反面、個人プレーのように感じてしまうこともありました。そんなギャップと自分に向き合い続けて、いまの心の声が聞こえました。チームで何か大きなことに挑戦したい熱く、泥臭く。


残りの20代は、安定した環境ではなくもっと流れが激しい環境に身を置きたい、チームで大きな挑戦をしたいという想いが強くなり、退職することを決めました。


何をやるのか

突然ですが、僕には二面性があるのかなぁと最近感じています。友人たちからはよく「ひねくれてるなー」と笑われます。


ゴリゴリのベンチャー企業のようにバリバリと勢い良く、ロジカルに、クールに、でも熱くチームで挑戦したい自分。

かたや、ゆるくお互いの価値観を尊重して手を取り合い、エモーショナルに、穏やかに、でも熱くチームで挑戦したい自分。


我ながらめんどくさい性格をしているなと思います、とてもひねくれものでして。これまでを振り返ってみると、どちらか片方だけに注力すると、つい斜に構えてもう片方の自分が出てしまうことが多くありました。(チームで取り組みたいという想いには、最近気が付きました。)


このままだとひねくれて斜に構えたまんまの人生なので、両方やろうかなと思います


本職としては、5月からあるスタートアップで勤務します。

もちろんここがメインで、バリバリと取り組み、新しい価値を生み出すべく挑戦し続けていきたいと思っています。大きな夢を追って、泥臭く、熱く。

転職先についてはお世話になっている方を中心にお伝えさせていただいていますが、ブログやSNS上では5月になってから改めてご報告させていただければと思います。(自分の心理的な区切りとして)


もうひとつ。プライベートでは、このnoteでも何度かご紹介している通り、友人たちと「#チーム水彩」というチームを組み、プロジェクトのひとつして東京の東側に場所づくりをしています。

こちらについての想いを少し。


チーム水彩で"これからの組織"を探りたい

チーム水彩は、共通の土台で集まったユニットで、それぞれの「やりたい」という想いから成り立っています。義務や強制はありません。(ひねくれた自分も受け入れてくれます笑、ありがとう)

一つは、『友達』だということ。そして、もうひとつは、みんな『大山』へ遊びに行ったことがあって、魅力的に感じているってとこ。その二つ。引用:http://maashiitaiyo.blogspot.jp/2018/03/blog-post_12.html

参考:#チーム水彩 の「共通の土台」について。


貢献面が先立つボランティアでも専門性を捧げるプロボノ集団でもない、共通の土台(根っこ)と「やりたい」という想いで集まったチーム。やりたいことに挑戦するユニット。

チームでありコミュニティでもある。秘密結社のようで、活動や思考は未完成のままオープンに。
チーム水彩ではこれからの組織のあり方を探っていきたい

参考:チーム分散型かつアップデート主義の情報発信


本当にこのやり方でうまくいくのでしょうか?継続できるのでしょうか?キレイゴトだけ語っている甘ちゃんなのでしょうか?

正解はわかりませんが、僕は「根っこ」でつながるチーム水彩のことが好きですし、たとえ見た目には失敗に終わったとしても、それ以上の大切なものが残るはずと信じています。


チーム水彩は魅力的なメンバーが集っていますので、ぜひTwitterでハッシュタグ「#チーム水彩」で僕らのことを覗いてみてください。


ミレニアル世代の生き方

新しい挑戦と書きましたが、自分なりにこれからの生き方を追求することなのかもしれません。仕事の仕方、組織の在り方、幸福感の考え方。


僕らミレニアル世代は物質的欲求より自分がやりたいことの追求、やりがい、さらに他者や社会への貢献意欲が強いと言われています。評価経済や信用経済という言葉が一般にもよく聞かれるようになり、これまでの生き方を見つめ直し、これからの生き方を考え、そして実行するようになってきました。


僕自身、お金稼ぎは興味ありませんし、物欲もあんまりないです。スキルアップや自己成長も手段・結果としては意識しますが、本質的にはどうでもいいかなと思っています。


ちょっと高尚で恥ずかしいのですが、僕は昔から「余暇活動であるスポーツの発展は、豊かな社会であることの証明である」と考えていたので、自分が具体的に何をやりたい得たいというより、社会への貢献意識が高いのかもしれません。


その意識がより深まったザッカーバーグのスピーチ、「自分の人生の目的」から一部引用します。

本日は目的について話したいと思います。でも、目的を見つけることについて、普通の卒業スピーチをするわけではありません。私たちはミレニアル世代です。それを本能的にやろうとするじゃないですか。 だから代わりに、目的を見つけるだけでは十分ではないとお伝えします。誰もが目的意識を持つ世界を創造することが、私たちの世代の挑戦です。

私の大好きな話があります。ケネディ大統領がNASA宇宙センターを訪問したとき、ほうきを持った用務員の男性を見つけて、何をしているのかと尋ねました。男性はこう答えました。「大統領、私は人類を月に運ぶ手伝いをしています」

目的とは、自分よりも大きいものの一部であるという感覚です。必要とされている、取り組むべきより良いものに携わっているという感覚です。目的こそが、真の幸福をつくります。
引用:【全文】マーク・ザッカーバーグがハーバード大で語った「人生に目的が必要なわけ」


最後に

僕が就活をしていた時期に自分を見つめまくって言葉にできた、いわば人生のミッション(信念)があります。


自分が好きな人の"やりたい"を手助けすること。


なんとなく向かいたい方向はあっても、具体的にこれだというビジョン力が僕は弱く、「ルフィみたいな仲間たちを見つけること」が僕の人生においてはとても重要だと考えていました(今でもそうです)。

そんな文脈で当時考えたミッションでしたが、これからの生き方という視点で見直してみると、僕にとって社会への貢献とは好きな人に幸せになってもらうことなのかなぁ。(実は以前斉藤さんに言われてハッとしたことでもあります)

「好きなことで、生きていく」というより、「好きな人と、生きていく」ですかね。


新たな転職先も、チーム水彩も、ルフィみたいな仲間たちだらけで(個性が強烈な人が本当に多い笑)ワクワクです!いろいろとオモチロイことに挑戦していきたいです。


最後になりますが、ループスの皆さん、お仕事で関わった皆様、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。(特に入社当時から今まで厳しくも優しくご指導いただいた上司のTさんには、心から感謝しています。本当にありがとうございました。)

今後ともどうぞ宜しくお願いします。


P.S.

尊敬する鳥井さん(@hirofumi21)と仲良し長ちゃん(@SsfRn)とも、新しい取り組みをすることになりました!この数日ものごとが一気に動いてびっくりしています笑。

同世代の人たちとオモチロイことしたい。天邪鬼だけど。


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チーム水彩メンバーへの共有を兼ねた、場づくり・コミュニティづくり・チームビルディング等に関する勉強noteのマガジンです。チームや場の立ち上げ期の話ですので、ご参考になれば幸いです。
僕らが"場所"をつくるまで〜 #チーム水彩 への手紙 〜

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