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✈︎ らべあろミニ企画〜クリスマスにまつわる三句〜

今回も楽しい企画を、ありがとうございます!

★楽しいクリスマス
★普通のクリスマス
★やっちまったクリスマス

参ります☆

トナカイへ馳走ばら撒く暖炉かな

10年ほど前までアメリカ南部に住んでいた頃は、子どもたちは小学生でした。周りの現地の友人たちから、クリスマスイブには暖炉に、「サンタさんへのクッキーとホットミルク」「トナカイへの餌(クリスマスコーナーに小袋に入って売られていました)」を置いておく。プレゼントを届けてくれたサンタさんとトナカイは、そのおもてなしでパワーチャージをして、次のお家へ届けに行くのだよ。と教わった我が子たち。きっちり準備していました。
夜中近くなってやっと子ども達が寝静まり、夫と二人で抜き足差し足、クッキーを一口齧り、ミルクを啜り、トナカイの餌の袋を破って暖炉周りに急ぎばら撒いたものです。
楽しかったなぁ。


天板の美脚かぐはしクリスマス

これ、オーブンで美味しそうな匂いのチキンが焼けた場面のことですが、伝わりますでしょうか。
最初は、季語を「冬灯(ふゆともし)」にしたのですが、オソロシイ事件句または意味不明句となって、「普通のクリスマス」ではなくなってしまうかもしれないと思い、季語を「クリスマス」にしました。


「十七時」「七時」とたがへたるサンタ

これは、事実を元にしたフィクション。
四半世紀強前のクリスマスの少し前に、私たち夫婦は結婚しました。初めてのクリスマスは、サントリーホールでの「第九」を聴きにいきましょうと♪
会場に着いたら、「今は演奏中なので少しお待ちください」としばらく入れてもらえず。やっちまったのはサンタではなく、チケットを手配した私でした。17時開演を7時開演と勘違いし、夜7時に合わせて行ったら、すでに二楽章が始まる直前だったのでした。ま、相当張り切って相当早めに行ったお蔭で、二楽章から聴けたので良かったです。



とても楽しい企画を、ありがとうございます!
皆さんのクリスマス三句も、楽しみです⭐︎