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季語: 冬帽子、冬帽、日短し、短日(推敲、12/21)

①初孫の初冬帽子水の色

初孫の初ふゆぼうし水の色

②冬帽をぽいっと稚児の得意顔

冬帽をぽいっとややの得意顔

③冬帽子剥ぐ初孫のその笑顔

冬ぼうし取る初孫のその笑顔

以上、ひらがなを使ったり少し言葉を変えると、赤ちゃんらしいやわらかさが出せるという、紫乃先生からのアドバイスと推敲の句です。その違いは一目瞭然!ありがとうございます!

④冬帽の中の絶壁一分刈り

⑤一分刈りあの娘のくれた冬帽子

(いちぶがりあのこのくれたふゆぼうし)

⑥茜空けふも逸して日短し

(あかねそらきょうもいっしてひみじかし)

茜空けふも逃して日短し

「逸して」の部分は「逃して」でも良いのでは?と、こちらも紫乃先生から。自分でもその方が句が滑らかに流れる気がします。

⑦短日や窓いつぱいに入る陰り

(たんじつやまどいっぱいにいるかげり)

短日や気づけば窓いつぱいの闇

「こうやって詠みたかった」という推敲句を、橘鶫さんが下さいました!


紫乃先生、橘鶫さん、皆さま、ご感想やアドバイス、本当にありがとうございました。

◆◆◆◆◆

①、②、③: 叔母のところに、待望の初孫が生まれた時のことを思い出して詠みました。編み物が上手だった叔母は、いくつもの冬の服や小物を編んであげていました。が、せっかくの毛糸帽、ボクにはイマイチだったのかな?被せてもすぐに取り払ってしまう。ボクもだんだん面白くなってきたのか、得意げな笑顔で、秒で帽子を脱ぎ捨てて見せる姿が実に可愛かったです。

④: 大学生の長男は、ずっと自作の坊主頭。いつもは野球帽を被っていますが、冬の寒さが厳しい地にいるので、冬はニット帽を耳まですっぽり被っています。

⑤: 妄想

⑥: 冬の美しい夕焼けを写真におさめたいのに、ここのところ毎日のように、気づくと暗くなってしまっています。

⑦: 日中の陽当たりの良い時に、少しでも光と暖気を部屋に取り込もうと、カーテンやブラインドを全開にしています。が、それらを閉め忘れたままあっという間に部屋は薄暗くなり、寒々とした空気が窓から部屋に入り込んできます。


ひとつ前の「山眠る」の句に、たくさんのご感想やアイデアを、ありがとうございました。推敲を重ねてまた登園したいと思っています。

いつも本当にありがとうございます。今回もご意見、ご感想、アイデア等どうぞよろしくお願いします!

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