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季語:春の灯、春燈、春の月、朧月、春満月、と、推敲2句

①春の灯に見えた気がする道しるべ

②春燈に吾子の口数微増かな

③春の月幻想即興曲呼ぶ

④朧月タワマン群の滲みけり

⑤てらひなく澄みきりて春満月よ

てらひなく輝ける春満月よ

(~て~よ、という流れがちょっと変な気がして、推敲してみました)

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③:2日ほど前に、ピアノが大好きな姉が写真を送ってきてくれました。「月光より、幻想即興曲を連想したわ~」というメッセージとともに。

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以前の句、2句の推敲:

◇(元句)愛しきを見送る夜や福は内(いとしきをみおくるよるやふくわうち)

「愛しい」対象を具体的にするのもよいと、そして「愛しき」は「はしき」という読み方もあると、白先生が教えて下さいました。ありがとうございます!ここでの愛しき相手は、冬という季節、です。

推敲:

愛しききみ見送る夜の福は内(はしききみみおくるよるのふくわうち)


◇(元句)春寒を板いつぱいの夢や舞ふ

これは、北京オリンピックのスノボのハーフパイプの選手たちに感動した時の句です。「板」という語の伝わりにくさの解決と、ハーフパイプということを表現するために...、alohaさん、ありがとうございました!ぴったり十七音!!!

推敲:

春寒や高き夢半円の舞(alohaさん)


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いつも、本当にありがとうございます。よろしければ、ご感想やアドバイス等、よろしくお願いします!

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