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🔰季語: 小春日和、小春日


①真夜中に電話口から小春日和

②小春日をヒヤリヒヤリと助手席で


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①と②と、どんな光景が浮かぶでしょうか。


自分だけが理解できる、独りよがりな句を作ってしまいがちなので、脱却したいと日々勉強中です。

どちらも、子どもとのことを詠みました。

①は、他州に住んでいる長男から真夜中に電話が鳴り、一瞬ドキッ。と思ったら、心温まる嬉しい便りだったという話。早く知らせたかったのかな。

「小春日和」をここでは使いたくて、六音になっています。「小春日が」、「小春かな」など考えましたが、やはり「小春日和」がいいなぁと思ってしまいました。


②は、まだ🔰初心者ドライバーの次男の隣に座っている時の心境です。

「ヒヤリヒヤリ」。これまで、オノマトペをほとんど使ったことがないのに、今日はどうして浮かんだのだろうと考えてみたら、わかりました。

alohaさんの記事をご紹介させて下さい。

「蓑虫のゆらりゆらりと待ちぼうけ」(alohaさん)

この句を昨日読ませていただいて、うわぁ、大好きだ~!と。この「ゆらりゆらり」が、強く印象に残っていたのだと思います。ゆらりゆらりと、ヒヤリヒヤリ、似ています。alohaさん、ありがとうございます。


いかがでしょう、①と②からどんな光景が想像できたでしょうか。

皆さま、いつもありがとうございます!ご意見、ご感想、アドバイス、どうぞよろしくお願いします!


(以下は余談です)

今私が住んでいるアメリカ西方面の街は、一年を通して一日の寒暖差が大きく、晴天率の高い地だと聞いています。

冬を過ごすのは今回が初めてですが、夜間に雪が降ることはあっても、めったに積もらないそう。今朝は冷え込んでマイナス6度、正午を過ぎた現在は8度です。明日以降は、日中は10度を超える予報。こんな気候なので、冬の間は、引き続き「小春日和」が多いのではないかと思います。

トップの写真は、昨日のお昼過ぎの空です。飛行機が、短いまっすぐな雲を吐きながら進んでいきました。その後も何機か続けて見ていました。昨日の飛行機雲は、シュッと吐かれてダラダラとは残らない、なんともキレの良いものでした。小春空のそんな光景を句にしたいとさんざん考えたのですが、うまくまとめられず。またの機会に挑戦します。せめて写真だけでも、と思って載せてみました。

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