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美意識の磨き方

こんにちは!
最近自分の中での考え事のテーマとして、「セルフブランディング」や「自分・作品の魅せ方」について考えています。
それについて学ぶ中で読んだ本がとっても面白かったので、内容を引用しつつ学んだこと・思ったことを書いていこうと思っています。
(本良すぎて、最近会った人にお勧めして回ってるくらい!笑)


読んだ本

そのタイトルの通り、美意識をどう表現するか?とその鍛え方について書いてある本です。著者はLVMHでルイ・ヴィトンの北米地域の社長をされていた方。本の装丁からはパッとわかりにくいですが、女性の方です。

監訳者は山口周さん。山口さん著の『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』という本もあり、『ハーバードの美意識を磨く授業』に書いてあるHOWを学ぶ前に読むのもよいです
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の方が売れている印象ですが、個人的にはHOW・実践編の『ハーバードの美意識を磨く授業』の方が全然面白い!!具体的な方法が書いてあるからですね。

学び

ここからは、本からの学びについて。
とにかく、デザイン・ブランディングの言語化がすごい!!
具体のブランド例を取り上げて、このブランドの美意識とは?何が世界観を作っているのか?を説明してくれています。
事例はアメリカのものも多く、知らないものもありますが、、

人々が求めているもの

なぜ美意識が必要か?
・人は「商品」ではなく「体験」を求めている(日常的な「作業」をも「体験」に変えてくれる商品)
・消費者の体験を、期待・実際の体験・記憶という一貫した流れで考える。

ブランドコード
・人々の感覚・知覚に訴えかけるためには、自社の「ブランドコード」とは何かを理解すること(空間・建築デザインもコードになる)

「学び・発見・刺激」を人は求めている
人々が真に必要としているのは、コミュニティ(一体感や帰属意識)、学び・発見する機会、自分はどんな人間で何を感じるのかを表現できる術、自分の世界と自分自身をより美しく、より楽しくするためのツールや刺激。

特に、読んでいてめっちゃそう!!ってなったところを引用しました。
美意識で世界観を造り、体験をデザインするんだなーと。
本の中では、ブランドについて書かれていましたが、個人でもありますよね。自分という世界観・ファッション、話しや気遣いから自分と接した体験をデザインする。そういう風にも吸収できるな、と読んでいました。

美意識を磨くためには?

美意識を磨く方法は、ざっくり2つのステップ:
①体験・サービス観察
②感じたことの言語化

だなと思いました。

ハーバード大学の課題:レストラン批評
レストランを一つ選び、そこでの食事体験について、そのレストランを全く知らない読み手がまるで実際に体験しているような描写をする、もの。
 ⇒ 環境が五感や体全体に及ぼす影響を理解する

ハーバードでは、上記のような課題が出るようです。
普段、何となくここ良かったなーとか捉えているものを、分解して解像度を上げて見れますよね。味覚に限らず、体験としても。
私も今度やってみようと思っています。

レストラン以外にも、ファッションでも同様のことが言えます。

戦略的に「見た目を整える」重要性 
・優れた審美眼・センスは人の内面からでるもの
・「内面性」は目に見える形で表現されているか?
・外見や印象は、自分が何者であるか、何に価値を置いて生きているか、明確に感じさせるか?

優れたスタイル
・優れたスタイル4つの特徴とは、明快さ / 一貫性 / 創造性 / 自信

スタイルを作るには
・「なぜ、それに惹かれるのか?」を追求する:なぜ自分はあるものに惹かれ、あるものを身に着けたく、あるいは身に着けたくないのかを理解する。
・身に着けた時に自分らしいと思えるもの、快適と感じるものをスタイルの基盤とする。
・着ているものを注意深く選び、独自のスタイルを作る
・シグネチャー(自分のスタイルを代表するアイテム)は何か?

スタイル確立のための分析
・自分の人生に影響を及ぼしているのは誰か?
・理想・お手本は誰か?
・価値観が作られれ、心が癒された出来事は?
・白けさせた外的要因は?
・自分のスタイルと異なるものを着た時にどう感じるか?
・自身の体型に敏感になること
・服を着た時にどんな姿に見えて欲しいのか?どんな着心地を期待するのか?

感覚(ファッションであれば、体型・服を着た時の見え方・着心地)に敏感になり、「なぜそう思うのか?」を言語化すること。
ファッションの整え方として、流行ではなく自分のスタイルを追求するのに参考になりますね。

今後やっていきたいこと

本を読んで思うことは、インプットとアウトプットにもっと気を使わないとな、ということ!自分が惹かれるもの・好きでないものは、それぞれなぜなのか?考えて、きちんと言語化しよう、と思っています。
ひたすら体験して、触れてみて、自分がよいと思うものを見つけていくしかない。審美眼を磨くためにも一流のものにもっと触れる機会を持ちたいな、と思いました。

本の中で、衣食住について触れていて、今回「食」と「衣」の部分については書いたのですが、「住」についてもまた書きたいと思っています。

それでは!

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