何かと理由をつけて渓谷に足を運ばなくなった。

面倒だったわけじゃない。

透明で美しい彼と話すことができていた“濁りのない心”をどこかに置いてきてしまったような気がしたから。

いつからだろうか、どこにだろうか。

大人になるってこういうことなのだろうか。

だったら、嫌だな。

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