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「問い」を持ち、学び続ける

昨日は、『「子どもが生きる授業づくり」を考える』をテーマに話しました。正直、教育長や校長、教育委員会の方が多い中で「何を話そうかなぁ」と悩み…。ただ単に「授業づくり」だけについて面白くないので、「授業づくりをする思考」や、「教師自身が問いを持って学び続けること」「教師の成長」とつなげて話をしました。

子どももそうだけど、教師自身が抱えている「問い」や問題意識は、それぞれ違いがあるからこそ面白いなと。これまでの経験や知識などが影響してるので、その先生の個性でもある。表立った主張だけで分断されるのではなく、根っこの「問い」をもとに学び合い、重なり合うような学校になっていけばいいのになぁと。

「いきなり全部」は無理なので、少しずつできるところから。自分自身がいろんな価値観の人の話を「きちんと聴く」ところから始めていきます。楽しみながら。いろんな人と話しをする、話を聴くからこそ、自分の前提も絶えず更新していけるんでしょう。

この夏、いろんな研修の場で話をしていますが、「スッキリする」よりも「モヤモヤが残る」ようなことを大事にしています。「学んだ」「わかった」とスッキリしたものって結構早く消えるので、「問い続けること」や「考え続けること」、「模索すること」の面白さの一端を感じられる時間になればいいなと思っています。そうすれば、これからも残る。

そしてせっかく出会えた人とまた違う場面でも一緒にあれこれ考えられればいいなと思っています。その後も声かけてくださる方はいるので、面白いです。

今日は参加者の皆さんにも自分の授業づくりのテーマについて教えてもらいました。ボクは「子どもが生きる授業」にしたけれど、それぞれ違っていいでしょうし。言語化するからこそ大事なことが見えてきたり、その言葉をもとに他の人と話をするからこそ、違いから学べたりするかなと思いました。

自分が選んだ言葉の前提についても、絶えず更新していくんでしょう。面白いところです。また考え続けます。

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