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【前編】「スピードは最高のサービス」である  

今年で25周年を迎えた「わかさ生活」の社長 角谷が、従業員に話してくれる「豊かな心」になる話を毎週紹介しています!
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あなたは、仕事でも、プライベートでも「相手に対して何かサービスをしよう」と考えるとき、どういったことを思い浮かべますか?

「おまけを付ける」「値段を安くする」「アフターフォローを徹底する」などのことが頭に浮かんでくるのではないでしょうか。

しかし「時間」「スピード」というものも、相手にとってはとても大きな価値があることを忘れてはいけません。

人は「何かをしたい、しなければ」と思ったその瞬間が、一番そのことを考えている瞬間であり、そのことについて最も思考が回転している状態です。

たとえば人との会話において「この間、ニュースになってたアレって、どんなのだっけ?」「あのスポーツ選手って、何県出身だっけ?」という話が出たとき、すぐに情報が出れば話がスムーズに進みます。

しかし、そこで誰も思い出せず、一時間後に答えをもらったところで「あぁ…ありがとう。でも、もうその話終わっているし、その時に話したかったこと忘れちゃったよ」となりますよね。

これは、知識量が大切という話ではなく「情報提供のスピードが大切」という話です。

特にビジネスにおいては、そのスピードが非常に大切になるシーンが多いです。

ビジネスでは二度と手に入らないものや他人に取られてしまうものが多数あり、スピードがないと“機会損失”が発生します。

ビジネスにおける機会損失は数百万円、ときには数千万円、数億円の損につながることがあります。

以前、仕事に必要な店舗を探しているときに神戸市の中心街に物件が空いたという情報が耳に入りました。

すぐ物件の下見をし、わたしは「こんな物件、今後いつ空くかわからない。今を逃したら今後10年、いや20年は手に入らない場所だ。一日でも早く店を開きたい」とその場で契約することを決め、手続きをスタッフに任せました。

しかし一週間経っても、二週間経ってもスタッフからの報告がありませんでした。

わたしが「あの契約の件はどうなってるの?」と確認をすると、なんとスタッフから「……すみません、ほかの会社に取られてしまいました」という答えが返ってきました。

「えっ!? あの場で即決したのに何で!?」と、聞いたところ…。


〜後編に続く~
※次回の投稿は9月22日(金)です


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