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あれから約3ヵ月、世界は概ね自分の予想した通りに進んでいると思います。
米国の失業者は4750万人を突破、景気の底は未だ全く見えません。
(ちなみに米国の労働人口は1億5000万人ほど)
大量の失業者という背景から社会不安が増大し、米全土では暴動が多発。
日本ではBLM運動を人種差別問題として扱う風潮が強いですが、自分はあれは単に失業者の不満が爆発しただけだと考えています。
通常の不況なら大抵は政府や企業やウォール街などの「悪者」が存在するわけですが、コロナ不況においては失業者は振り上げた手を降ろすことができません。そうした状況下でたまたま生じたのがジョージ・フロイドの死であり、5000万人の失業者の怒りがそこに向かっているというのが恐らくは妥当な状況判断でしょう。
深刻な景気後退による軍事支出の必要性と、対中感情の急激な悪化というふたつのファクターから「コロナ恐慌は世界戦争(特に米中戦争)を引き起こすかもしれない」と予想したわけですが、その後もアメリカは順調に中国への圧力をかけ続けていおり、この予想についても残念ながら堅調に進行中…という感があります。
2020年6月26日現在、北米の話題と言えばBLM一色ですが、あまり自分は関心を持っていません。自分は経済動向から社会を見る癖があるので、失業者数の増加や、それに見合わない株価の上昇、対中外交などの方がやはり気になってしまいます。
BLMについては、11月に控える米大統領選に備えた左派のキャンペーンという側面がやはり強いでしょう。
米中衝突が回避される可能性として、米国内の分断がより深刻化し対外戦争どころではなくなる──というシナリオはあるかもしれませんが、BLMはしょせんは左派インテリと失業者のお祭り騒ぎに過ぎない、というのが自分の観測ですので、11月後の大統領選後は米国内の立て直しを行っていくのではないかと思います。
そこでようやく、軍事的拡大や、中国を仮想敵としたナショナリズムの高揚が手段として使われるはずです。
米の感染者は現在も1日3万人以上のペースで拡大しており、最早コントロールは完全に失われたと見て良いでしょう。
・新規感染者が1日最多の3万6000人以上に アメリカで感染拡大止まらず
11月の大統領選挙までにどこまで感染拡大が広がっているのか、現段階では予想もできません。そして大統領選挙が終結し再び「一枚岩」になったアメリカがどの程度の行動に出るのか、これは感染者数よりも予想が難しいと言えます。
確かなのは、恐慌と戦争の足音は確実に近づいてきており、それが本格的に姿を現すのは11月の大統領選であろうーーということです。
怒り狂った合衆国は、一体どこまでやってしまうのか。
中国はそれに対抗できるのか。
そんなことを考えながら、日々ニュースを眺めています。
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