若者は「フェミ騎士おじさん」に心底うんざりしてる
11月19日の国際男性デーに開催された「The Red Pill」上映会において、主催の方に招かれ拙いながらも講演のようなことをさせて頂いた。
「The Red Pill」とはキャシー・ジェイ監督による英語圏の男性の権利運動を取材したドキュメンタリー映画だ。男性の権利運動の現在やフェミニズムとの思想的差異などに鋭く切り込んだ作品で、日本でも共同親権ネットワークなどいくつかの団体が正式に権利を取得し各地で上映会を行っている。
11月19日の上映会は事前販売チケットは全て売り切れ、当日は100人近い参加者が集まってくれた。全くありがたいことなのだが、しかし演壇から参加者を見回して筆者は心底驚いてしまった。参加者がとにかく若いのだ。もう少し年配の参加者を想定していたので、大量の「若者」に囲まれてはじめは少し戸惑ってしまった。
筆者は「アンチフェミニスト」の代表選手のように言われているし、このイベントも多分に「アンチフェミニズム」的なものだった。そしてアンチフェミニストは主流メディアからは「氷河期世代の負け組中年」的なレッテルを貼られている。それを鵜吞みにするわけでもなかったのだが、自分が1988年生まれの34歳ということもあって、30代のオッサンが中心だろうとは予測していたのだ。
しかし蓋を開けてみればボリュームゾーンは20代で、大学生ほどに見える10代~20代初頭の参加者も珍しくなかった。もちろん30代~40代くらいの参加者もそれなりに居たのだが、若い世代が中心になっていたのは間違いないだろう。
確かに電通総研の調査などでも若い世代が反フェミニズムに傾いていることは示唆されていたが、話に聞くのと実際に目で見るのはやはり異なるようだ。「アンチフェミニズム」というカルチャーが若者文化になりつつあることに他ならぬ筆者が一番驚いたかもしれない。
質疑応答タイムに頂いたある意見は特に印象深かった。発言者は20代ほどの若い男性だったのだが、
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