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わかおの日記320

少し早めに起きて、まだ悲しくて、悲しいなあと思いながら旅行で出た洗濯物を畳むなどした。この洗濯物を畳んだら、もはやお土産でもらった半田そうめんくらいしか徳島の香りのするものは部屋になくて、それがなんか辛かった。

しばらくクネクネした後、彼女を駅に迎えに行った。約1週間ぶりに彼女の顔を見たけれど、特に変わったところはなくて、手を握ると、とてもしっくりきた。2年近く手を握っているのだから、体が覚えているんだなと思って、嬉しかった。

特別なことはせず、飯を食って昼寝して、カラオケに行って飯を食って帰っただけ。楽しくて笑った。昨日見た特攻隊のテレビ番組の話をした。もしぼくが特攻隊員になってしまったらどうするみたいなことになって、お互い悲しい気持ちになって別れた。

敬礼をしながら、拝島行きの電車に乗る彼女を見送った。彼女も涙ぐみながら敬礼を返してくれた。

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