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わかおの日記234

日曜日
お泊まりしたあと原宿のくら寿司でたらふく食べて三味線を弾きに行った。謎に三味線の練習をはしごして、家に帰ったのは11時くらいだった。大変疲れた。三味線に対する熱量はもうそこまでないのだが、三味線を弾ける人間は貴重なので引っ張りだこになってしまうのだ。うれしいけれどめんどくさい。

月曜日
ゆっくり休んでから5限のインド哲学へ。弟が女子にそそのかされてクラスメイトをいじめたらしい。自分はどっちかといえば小学生の時いじめられる側だったので、そういうことをする奴に対する嫌悪感は強く、母親から初めてそれを聞いたときは「バカだなこいつ」と思ったが、バカすぎるがゆえに、ずる賢い女子たちに操られてしまっているのだと考えたら可哀想な気もする。

母親のネットワークを通じて紹介された家庭教師のバイトの顔合わせのあと、三鷹駅の某ラーメンチェーンに行ったが、久々にこんな美味しくない(あくまで「おいしくなかった」のだ。「まずかった」わけではない、)ラーメンを食べたと思うほど美味しくなく、変な油は浮いてるし麺はスーパーで売っているようなやつだしスープはちょっと高いカップ麺のほうがまだいいレベルだしで最悪だった。昔はもっと美味しかった気がするのだが。ほとんど客もいなかったので、この様子だとしばらくしたらつぶれるだろう。

火曜日
朝からバイトでずっと労働つかれた。朝行ったら店長からのメモが貼ってあって「宗太朗へ。焦りから?かもしれないけど、とにかく雑。丁寧をモットーに」と書かれていた。制限時間が厳しい東大日本史の演習で、先生が「ゆっくり考えて解けないやつが早く解こうとしたって意味ない」と言っていたのをなんとなく思い出した。多分自分はゆっくりやっても米釜や鍋を綺麗に洗うことはできないし、いつまで経ってもゆで卵に殻をつけてしまうのだろう。雑な人間なのだ。


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