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「すべからく」の誤用について

ヘッダー画像は本文と関係ありません。梅が咲き出したので、咲き始めの紅梅の画像をお借りしました。

「すべからく」は漢字で書くと「須く」となり、動詞を修飾して文末は「べし」で結ぶのが原則です。意味としては「当然~しなければならない」ということになります。
漢文の心得のある方には基本以前の話と思いますが、日常生活やSNS上で時たま誤った使い方をされているのをみかける様に感じます。
(語源的なことは不明ですが)「全て」と最初の2文字「すべ」が同じなので、「すべての」と言うべきところで(名詞を修飾して)「すべからく」を誤って使う場面が見受けられます。
ちょっと格式張った言い方をしたい場面などで使われがちですが、それゆえに誤った使い方をすると、ちょっと大げさに言えば発言者の「知性のレベル」に対する評価を落としかねません。

詳しくはこちらのリンク先をご参照ください。

リンク先の記事に詳しい説明があるので、そちらを紹介するだけでこれ以上特に書くこともありません。
正直に言いますと筆者自身も社会人になってからも、ある年齢まで同様の誤りを犯していました。幸い仕事柄、職場ではその様な格式張った言い回しをする機会はありませんでした。

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