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日本美のバランス


浴衣を買いました。
日本文化に触れたくて。

まずは浴衣から、と。

振袖の時も思った。自分の理想の形と、全体のバランスを見て似合うものは別物だということ。

金の麦。
ココシャネルも、愛したとされているモチーフ。
直感の1着目だったので、結構渋めな見た目が、せっかくの夏!には、似合わないのでは?と自分では、しっくりきていなかった。

浴衣や、反物を買う時に、一個モヤモヤするのは、時間が経てば経つだけ、考えが揺らいでいくこと。
どれも素敵に見えてしまう。

いろんな情報も頭に入り、混乱するのだ。
あととにかく、買うまでが長く、買った後も勧誘やら話やらが途切れず、長い!


水色に、黄色帯を夏イメージしていた。
さわやかに行きたい!


一呼吸おいて考えたいので、家に帰る。

うーん。うーん。
周りの人の意見を聞いて、1番よかったのが画像のものだった。
全員一致の回答。

バランスが、引き寄せた結果だった。

浴衣や振袖は選ぶ時、柄や色に目が行きがち。
自分の中の好みを合わせたくて、きてみる。
違う?いや、似合う?
正直よくわからないながらも、あいづちをうったり。

思い通りに仕上がらない自分に、買うのを迷う。

正直、渋い選択だった。色、デザイン共に。
でも、それが似合う。

私は、身長153㌢。
小柄な方だ。

長い目で見て、年齢を重ねても愛せる気がした。
落ち着き方と、麦の穂のデザインに。

せっかく着るなら、自分の好み!ではなくて、周りの人がみんな一致で気に入ったものを選んだ。

皆んなに、似合う浴衣を自分で着れる人が身近にいることを自慢してほしいと思った。

私は背筋を伸ばして着ることが出来るし、1人で着る練習もするようになり、結果、手に馴染む日本文化を体験することが出来る。


他者から見てわかること、大切なことこそ、その時を待て。

そうそう、このことに付随するなら、日常で選ぶ服も他者に選んでもらうことでしっくりくることもあるのかもしれない。

バランス。
遠目から気になる人は、バランスがいい。

どこかで見かけたら声かけてくださいね。

なんて。

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