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今回は「動名詞」について解説していきます。
動名詞とは動詞ingの形にして名詞として使用する用法です。
「すること」と同じ意味である不定詞との使い分け、
「動詞ing」と同じ形になる現在分詞との違いも説明していきます。

一緒に頑張っていきましょう!


動名詞とは?

動詞を「動詞ing」の形にして名詞の役割があるものです。「すること」と訳されます。元々の動詞の意味も持っています。
文の中で「主語」「補語」「他動詞の目的語」「前置詞の目的語」になります。

1、「主語」になる

動名詞:Playing tennis is my hobby.(テニスをすることは私の趣味です)
  = to不定詞:To play tennis is my hobby.
以前解説した、to不定詞と同様に「〜することは」と主語になります。

2、「補語」になる

動名詞:My hobby is playing tennis.(私の趣味はテニスをすることです)
  = to不定詞:My hobby is to play tennis.

⭐️動名詞と不定詞の違いを解説⭐️
どちらも文法的には合っていますが、動名詞の方がより自然な表現。
to不定詞は形式的でやや抽象的な感じであり、目標や目的を強調するときに使用される。動詞ingはその行為そのものや習慣を表現するので、趣味や好みを言うときにはより自然に聞こえるんですね。

3、「他動詞の目的語」になる

動名詞(動詞ing)や不定詞(to➕動詞の原型)が動詞の目的語として使われることがあります。
I started learning English last month.(私は先月から英語を勉強し始めました)
⭐️動名詞を使うことでその行為がすでに始まっている➕継続しているというニュアンスが含まれる⭐️
I started to learn English last month.
⭐️不定詞を使うと、行為を始める意思や決意が強調されて「これから」それを始める感が強い表現となる⭐️

他動詞には目的語に
①動名詞しか取れないもの   ②to不定詞しか取れないもの 
③動名詞to不定詞どちらも取れて意味も同じ 
④動名詞to不定詞どちらも取れるけど意味が違うもの
があります。それぞれ見ていきましょう。

  ①動名詞しか取れないもの(megafepsdasi)

m: mind  miss
e:  enjoy 
g:  give up
a:  avoid 
f:  finish
e: escape
p: put off postpone practice
s:  suggest stop ⚠️「stop to do」は目的語ではなく不定詞の副詞的用法
d:  deny
a:  admit
c:  consider
i:  imagine 

I enjoyed playing tennis.(私はテニスをして楽しみました)
❌I enjoyed to play tennis.❌enjoyはto不定詞を目的語に取れない

  ②to不定詞しか取れないもの

hope to , want to , decide to , promise to , expect to, wish toなど
「何かをするつもり」など未来の行動や意図、「することを決めた」「したい」など未来に向けた動きである動詞が多い。
ただし、pretend to , manage to , fail to など上記ルールに該当しない単語もある。

例文:They decided to move to another city.(彼らは別の街に引っ越すことを決めた)
He failed to meet the deadline.(彼は締切に間に合わなかった)

  ③動名詞to不定詞どちらも取れて意味も同じ 

begin  start like love prefer など
例文:begin
動名詞 :He began learning English.(彼は英語を勉強し始めた)
to不定詞:He began to learn English.(彼は英語を勉強し始めた)

例文:continue
動名詞 :I continued working late into the night. (私は夜遅くまで働き続けた)
to不定詞:I continued to work late into the night. (私は夜遅くまで働き続けた)

  ④動名詞to不定詞どちらも取れるけど意味が違うもの

remember、forget、regret , tryなど
例文:remember
動名詞 :「〜したことを覚えている」
I remember meeting her at the party. (彼女にパーティーで会ったことを覚えている。)
to不定詞:「〜することを覚えている」
I remembered to lock the door. (ドアを閉めることを忘れずにした。)

例文:try
動名詞 :「試しに〜してみる」 本人にとってできそうな事
I'll try cooking curry tomorrow.
(明日、カレーを作ってみるね)
to不定詞:「〜しようとする」  本人にとっては難しそうなイメージ
I tried to get up early , but I just couldn't. (早く起きようとしたけど、どうしてもできなかった)

4、「前置詞の目的語」になる

⭕️  I am interested in taking a piano lesson.(私はピアノレッスンを受けることに興味がある)
❌ I am interested in to take a piano lesson.
前置詞の目的語は「動名詞」  ❌不定詞は前置詞の目的語になれない❌

動名詞の否定形

「not➕動名詞」 否定形というのは否定したい内容の前にnotを置く。

I regret not saying anything to her.(彼女に何も言わなかったことを後悔している)

動名詞の完了形

「having➕過去分詞」 主節より過去に行われた動作を意味している
He is proud of having won the game.(彼は試合に勝ったことを誇りにしていいる)

動名詞の受動態

「being ➕過去分詞」 「〜されること」
He is surprised at being awarded that prize.(彼はあの賞を受賞したことを驚いている)

現在分詞との違いは?

動名詞と現在分詞は「動詞ing」であり形は同じです。ですが、働きは異なります。

動名詞:役割として名詞

現在分詞:副詞や形容詞の働き
I  waited for a bus reading a book.
(私は本を読みながらバスを待った)
  ⭐️ reading a bookの副詞節がwaitedを修飾している
I found a crying girl.(私は泣いている少女を見つけた)
  ⭐️crying泣いている(形容詞)→少女



まとめ

今回は「動名詞」の解説でした。
不定詞や現在分詞との違いは理解できたでしょうか?
試験にもよく出ますのでしっかり自分のものにしていきましょう。

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