見出し画像

アメリカで車が無いということ

2014年9月

今日は午前中娘のマーチングバンドで必要な服を買いに、車で3分くらいの近くのショッピングモールまで。フットボールの試合応援の時には、上は学校ロゴと名前入りのポロシャツに、カーキ色のズボン着用との事で、えらいきっちりしてる学校だこと。さすが強いチームだけあるな!Tシャツ・ジーンズとかでは無いんや。と言う訳で、ポロシャツは決められているのでズボンはコストカットしたい。

目当ての物が見つかったのはいいけれど、久しぶりのショッピングモールに、娘が映画を観たいと言い出した。「今なら$7で観れる!」というので早速チケット購入。日本より安いし、英語の勉強にもなるし、ここは投資するか・・・と。そして息子を留守番させてたいので、私は一旦帰宅。そしてご飯の支度や宿題をして、また娘を迎えに行く。

何が問題かと言うと、子供達が移動する度に送迎が必要なこと。実際車が無いと移動範囲が制限される。日本にいた頃は、勝手に電車乗ったり自転車乗って出かけていたから、めちゃ面倒。息子なんか「幼稚園児になったみたいやん!」って怒っていたのを思い出す。

カリフォルニはでは16歳になったら車の免許取得可能。厳密には15歳6ヶ月でペーパー試験は受けられる。法律で禁止はされていないものの、最近は学校の成績が悪いと免許テスト受けられなくなると言うルールもあるらしい。学生の間に免許取得する場合、成績に加えてペーパーテスト前のプレテストが必要で、本テストの問題数も多いし、仮免許取ってから路上訓練にはプロがつく必要があって、余分なお金がかかる。18歳になれば、仮免許取得後の訓練は25歳以上の親などが対応できる。勿論高校には生徒専用と教師専用の駐車場があるくらいの車社会。そして殆どの親御さんは、子供が免許取得するこの瞬間を待ちわびている!多くの友達が、『娘が免許取った!』とかFacebookに投稿するくらい喜んでいた。子供は自由を手に入れた様なもんだし、親はお役御免と言ったところ。

さて、子供たちが運転出来ないとどう不便なのか?カリフォルニアでは13歳未満の子供を一人に出来ないので、そもそも学校まで送迎しなくてはならないけれど、13歳以上になったって、学校まで距離があると車で送迎しなくてはならない。スクールバスが通っている地区もあるけれど、最近は財政的な事もあって、減ってきているらしい。学校区が半端なく広いって言うのもあるし、公共交通機関であるバスは時間遅れなど当たり前。下手したらバス停まで車で行かなあかん。電車は確かにあるものの、学校区とは全く違う地区を走っているし。

で、学校だけに限らず、我が家の様にマーチングに入ると、夜練習が終わった9時になったら、外は真っ暗だしお迎えに行かなくてはならない。近場の大会も電車なんて通っていないので送迎が必要。遠征ではバスで連れて行ってくれるものの、早朝5時集合とかだと連れて行かなければならないし、夜中2時とかに帰宅すると、これまた迎えに行かないとあかん。マーチングメンバーで誕生会があったり、パーティーがあったりすると、その時も送迎が必要。

まあ、この程度の送迎は日本でもある程度当たり前だけれど、一番謎なシチュエーションは、娘と娘の彼氏を乗せて、デートスポットであるおしゃれな街まで送って行った時のこと。帰りは彼の親が送ってきてくれたけど。それから例えば息子がデートで映画に行きたいとなると、待ち合わせのモールまで乗せて行かなければならなかったダンスパーティーかなんかの時だって、会場まで一緒に乗せて行く事もあった。そう、こっそりデートしようとか、オカンに内緒でデートしようとしても、ほぼ不可能って訳!!

思春期の日本の子供達にしたら、信じられない!!って思うやろうねぇ〜。息子がまるで幼稚園児や!って言ってたのもよく分かる。私やって君たちに縛られた生活したくない〜〜〜と思っていたけれど、私が帰国する2018年まで、金銭的に厳しいので娘は免許を取得せんかったし、息子は仮免が楽になる18歳になると帰国する予定だったので、そもそも運転免許取得は頭に無かった。結局4年間めちゃくちゃ縛られるという結末になった・・・

教訓:免許が無いと自由も無いに等しい!

あなたのサポートは、本出版の為に使わせて頂きます!(差し支えなければ本にお名前入れさせて頂きます)留学したい方の役に立つようにしたいです!