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沈黙は自らの未来を壊す

「最後まで戦いましょう。本当の民主が見えてくるまで」

2014年9月から12月にかけての79日間、香港中心部の幹線道路を若者らが占拠した大規模デモ「雨傘運動」。
2017年香港特別行政区行政長官選挙における「真の普通選挙」を求めたこの運動で、民衆の先頭に立った若者の一人、周庭(アグネス・チョウ、カバー写真)さんのコトバです。

当時、彼女の年齢は、18歳。

彼らの行動の根底にあったのは、強烈な危機感だったろうと思います。

今行動しなければ。今声をあげなければ。
自らの未来は為す術もなくいとも簡単に閉じてしまう。

そう思ったからだと思います。

彼らの運動は、現地警察の強制排除という形で、目的は達成できませんでしたが、2016年の立法会選挙で彼らの代表が議員として当選するに至りました。

2014年、彼らが行動しなければ。声をあげなければ。
この未来は掴み取れなかったでしょう。

香港特別行政区政府が思い描くシナリオ通りに事態が推移していたはずです。

香港の今は、まさに若者が声をあげ続けたからこそ実現した「未来」なのです。


私は、彼女の演説を見ていて、思わず涙してしまいました。

私たち日本の若者は、自分たちの未来のために、ここまで真剣に動けているだろうか。
ここまで精一杯声をあげることができているだろうか。

私たち若者の未来のために、動き、声をあげられるのは、私たち自身です。

「投票しても何も変わらないし」
「あんまり生活に影響ないし」
なんていう言葉はもはや聞き慣れてしまうほどのものになってしまいましたが、
その結果が若者の非常に低い投票率であり、若者のことがあまり考慮されない政策につながってしまっています。

私たちが動かなければ、私たちのより良い未来は掴み取れません。

私たちが黙っていたままでは、誰かの思惑のとおりの世界で生きていくことを余儀なくされます。

国政選挙をみてみると、
仮に20代、30代が50年前と同水準の割合で投票した場合、現状より1000万票以上若者票が上振れし(18歳以上が下記記事では考慮されてないので、そこも入れればゆうに1000万票を超える上振れ)、それだけで全投票総数の3分の1を超えます。
http://tmaita77.blogspot.jp/2014/12/blog-post_14.html?m=1


「投票行っても何も変わらん」は明らかに間違いです。

若者の投票率が上がると、その票が欲しいから、政治家(政治屋さんも含まれますが)はそこではじめて真剣に若者向けの政策の優先順位をあげます。

そうすると自然と政策が全体的に未来志向になる。

学生は近い将来引越しするから、現住所の地方選にはあまり積極的ではないですが、地方政治は確実に将来の日本を形作ります。

若者の行動如何で、つくばの、日本の今後50年が決まる。

今一度、冒頭の周庭のコトバを胸に、この国の未来を想ってみませんか。

今月27日は茨城県知事選挙。
明日から期日前投票が始まります。
(つくばでは、Bivi、筑波大学図書館で投票可能です。)

【Wakamono Go! Go!とは】
茨城県知事選挙におけるさまざまな人々の思いを紡ぎ、若者の投票率を上げるための場。 僕らの生の声を、私たちの率直な思いを、ことばにしてみましょう。 「筑波大学すぐそばのコワーキングプレイス Tsukuba Place Lab」に集った人々から踏み出された一歩です。どなたでも記事を投稿することができます。あなたの次なる一歩、お待ちしております。※ 特定の政治家のみなどを挙げた宣伝活動はご遠慮頂いております。
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文責:常間地 悟(起業家・投資家)

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