大学生は子供なのか?大人なのか?日本語、英語、タイ語の日常会話から考えてみた
今日は、「大学生の呼び方」について、日本語、英語、タイ語の日常会話から、面白いな~と感じたことを書きます。日常会話と言っても、年長者である大学教員が、教員間の「何気ない日常会話」で、学生のことをどう呼んでいるのかを中心に書きます。ちなみに私は言語学者ではありませんので、専門的なことは書きませんが、言語に詳しい方、教えていただけると嬉しいです。
英語圏の先生とおしゃべりをすると、よく大学生(学部生)のことを"kid"と言います。初めてこの言葉を聞いた私は、当時20代前半の学部を出たばかりの大学院生で、「自分も子供だと思われているのかも!」と思ってしまい、複雑な思いをした記憶があります。辞書で調べると、"kid"は"child"のほぼ同義語で、赤ちゃんから10代の若者まで網羅する言葉なので、10代の若者が多い学部生表現するには申し分のない言葉なのです。でも、日本出身の私は、日本人の先生が大学生のことを「子供」や「子供たち」ということを聞いたことがないので、30代半ばになった今でも、この言葉を聞くと不思議な気持ちになります。私の指導教官もそうでしたが、"student"と呼ぶ先生もいるので、全ての先生が"kid"と呼んでるわけではありませんが。
タイ人の先生や職員の日常会話に耳を傾けてみると、同じく子供という意味の"dek (เด็ก)"という言葉を使っている人がいて、英語と同じ感覚で使っているんだろうなと理解しています。ちなみにタイ語では「自分の子供」のことは"luuk (ลูก)"という言葉を使います。
そんな私はというと、同じく大学教員だった父がそう呼んでいたので、どんなときも日本語では「学生」または「学生さん」、英語では"student"、タイ語では "naksuksaa (นักศึกษา)"という言葉を使っています。日本語の「子供」という単語がチラついてしまうので、"kid"や"dek"という言葉は使う気にはなれません。日本人の先生で、学生さんのことを「子供」って呼ぶ人はいなくても、「あの子」って呼ぶ人もいる人もいなくもないかな?
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