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合格者の二人に一人は下位の現実

#365チャレンジ 【249日目】

秋田県大館市の「学習塾ダブルステップ」で
小学生・中学生・高校生を対象に
勉強を教えています、ワカマツ塾長です。

このチャレンジは、子供たちへの
「勉強頑張れ!」の言葉に
説得力を持たせるため、
また「継続こそ最強」なことを
身をもって証明するために続けています。

第1回からお読みいただけますと
本日の内容をより一層楽しめます。

まだ読んでいないよ、という方は
以下のリンクよりお読みいただけますので
ぜひ読んでみてください。


1.はじめに

今日だけは好きなだけ語らせてください。

サッカー日本代表おめでとう。

前半戦が終わるまでは
「クソつまらねー試合だな」
としか思えませんでした。

日本は今までやり続けてきた4-2-3-1の
なんの変化もない戦術。

ドイツのギュンドアン、ミュラーに
やりたい放題やられていたし、
日本がひいていると見るや、
どんどん攻撃の引き出しを増やしていったのは
流石ドイツ代表だな、と。

「森保監督のことだし、
 ハーフタイム中も大した修正もせず、
 最小失点で試合終了まで行けばよしと
 考えているんでしょ」と。

勝手にそんなことを思っていました。

ところが、
後半は3-4-2-1(3-4-3?)と
フォーメーションを大きく変え、
本来ならば守備的な選手が入ることが多い
ウィングバックのポジションに
攻撃的な選手を置いてみたり、
かなりのギャンブルをしてきたので、
今までの森保監督の慎重な試合運びを
見てきた人からすれば信じられないと思います。

「やればできんじゃん(笑)」
どこから目線かわからない感じで思っています。

代表監督就任以降、ワールドカップの本番まで
多くの人たちを欺いてきたのだとすれば
森保監督、あなた、本当にすごい人だよ(笑)

サンフレッチェ広島で監督として実績を残したのは
間違いなかったことが証明されました。

予想とは嬉しい方に変わった結果により、
今日一日とても充実した気分です。

ラグビーワールドカップで、日本代表が
南アフリカを破った時と同じくらい良い気分です。

次はコスタリカ戦。
ここを勝利して決勝トーナメント進出を決めてほしい。

ちなみに妻はサッカーに興味がなく、
塾長は寝てる妻と娘を起こさないよう
テレビの前で一人静かな応援でした(笑)

次戦も気合を入れて無言で応援します。

あ、韓国戦も見ないと!
孫興民頑張れ〜!!!

さ、本日も本題に入ります。


2.合格者の二人に一人は下位という現実

中学受験にしろ、高校受験にしろ、
皆一様に努力をしてきて、
同じ学校の合格を勝ち取ったはずです。

そして、
合格後は楽しい学校生活が待っているはず。

誰しもがそう考えると思います。

でも当たり前のことではあるのですが、
200人合格したとすれば、
100人は校内順位が3桁です。

一度目の定期テストを終えた後に
下位100人が思うんです。

あれ、自分ってこんなにできないんだっけ?

そして3桁順位から脱出できなくなり、
学校の上位3分の1のみが国立大学に合格し、
自分はその中に入ることはできず、
いきたい大学ではなく、
入れる大学を選ばざるをえなくなる。

今日はこの現実に新学期に気づくのではなく、
受験期の今だからこそ意識してほしいと思い、
書き残していきたいと思います。

子供が考えるべきこと

受かることを目標にしないでください。

受かることが目標になってしまうと、
合格した後の春休み、絶対にサボります。

これは塾生に何度でも言います。

高校に入学してから
頑張れる自学力を身につけよ、と。

勉強の体力を鍛え続けろ、と。

自学力と勉強体力は、
勉強を休めば一瞬で衰えてしまうという
とても恐ろしい一面があります。

合格した後に、万が一休んでしまったら
また動き出すのに
大きなエネルギーを使わないといけません。

そうならないためにも、
常に合格した後の状況を想像してみてください。

例えば、今が学年100人の学校にいて、
順位は20位前後だったとします。

地域トップ校に合格をしたとして、
自分の学校からの合格者が20人だったとすれば、
進学後の順位は残念ながら最下位付近です。

周辺中学校の上位20%の生徒たちが
地域トップ校に集まってくるわけですから、
ギリギリの点数で合格したことになります。

すると、当然ですが同級生たちは皆、
自分よりも点数を取れる人たちばかりなのです。

この状況が想像できるでしょうか。

ボーダーの点数を超えたから安心、
そんな考えは本当に危険なのです。

親が考えるべきこと

合格する学力があるから大丈夫

絶対にこう思わないでください。

そもそもですが、
合格するための学力というのは
あくまで合格するために必要な学力なはず。

その学力を子供が自分自身で身につけたのなら
大丈夫なのですが、
おそらく他人からの強制や、圧力、
さらには受験生の学年という環境によって
身につけさせられたのではないでしょうか?

もし自分の子供に対して、
心当たるようでしたら今すぐ考えを改めてください。

受かるから大丈夫、ではなく
受かってしまった後が不安だ。

こう思うようにして、
気持ちを引き締めてください。

高校入学後に頑張ることは可能ではあるが…

中学では今ひとつだったけど、
高校に入ったら気分も変わるだろうし、
努力をして上位に追いつくことは可能だ。

あり得ない話ではないですが、
かなり厳しいと思っています。

なぜなら、地域トップ校の授業は、
中学時代に習った基礎部分の解説をすることなく、
わかっている前提で授業が進んでいくからです。

中学の内容理解が不十分だった生徒は
多くの時間を復習に費やさなければいけません。

それと同時に高校の内容を予習する、
いかがでしょう、できそうですか?

意欲高く勉強に臨めば、
できないことではないと思いますが、
高校で逆転という頑張りをできた生徒は
塾長も見たことがありません。

であれば、中学時代から、
基礎をしっかり固めた上で
高校の授業に進んだ方が、何より自分が一番楽です。

受験の前後は、悲壮感、達成感、満足感、
あらゆる感情が目まぐるしく入れ替わります。

そのことにより、視野が狭くなりがちです。

特に大学進学を希望するならば、
もっと長期的な視野で物事を見ることが
いかに重要かお分かりいただけたかと思います。

勉強を頑張るたくさんの子供たちの、
そして子供たちをサポートした親たちの
お役に立てれば幸いです。


3.今日の名言

すべての問題は、
私たちが成長するための機会である。

リチャード・バック(作家)

人生、日々、成長です。

絶対に惰性で生きてはいけません。

良いことも悪いことも、
全て自分の何が問題か分析をする。

この繰り返しが重要だと思います。


4.あとがき

最後に塾の宣伝を。

当塾では
公式LINEアカウントを用意しています。

・勉強のお悩み
・受験相談
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・子育てのお悩み

色々とお答えしております。
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本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。

明日は
「諦めを上手く言い換える」です。

勉強を頑張るすべての皆様に
「幸あれ!」

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