セクシュアリティ・ジャーナリスト、American College of Sexologists認定セックス・エデュケーターとして執筆しているセクシュアリティやリレーションシップ…
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#これからの性教育の話をしよう
「Sex Positive Magazine」について
こんにちは。
映画ジャーナリスト、セクシュアリティジャーナリストの此花わかです。
私はNYのファッション工科大学(FIT)を卒業後、シャネルや資生堂アメリカのマーケティング部門で働いていましたが、2007年に夫の転勤で日本に帰国し出産・育児をきっかけに、ファッション、カルチャー、ジェンダーや映画をテーマに女子SPA!、日刊SPA!、BizSPA!、FRaU、VOGUE GIRL、Pen、シネマ
「意図的に距離を置く」v.s.「とことんまで寄り添う」セックスを救う2つの真逆説
エステル・ペレル博士 v.s. ジョン・ゴットマン博士
性科学の世界で、いま、リレーションシップやセックスのサイコセラピストとして引っ張りだこな2人が、ベルギー人のエステル・ペレル博士とアメリカ人のジョン・ゴットマン博士だ。興味深いことに、彼らはカップルの情熱を絶やさず、良好なセックス関係を築くために真逆の説を展開している。
今回は、それぞれの説を紹介しよう。
■1:エステル・ペレル博士の説
セックスレスに愛情や性欲は関係ない!? 米・性科学者の画期的な発見「セックスをコントロールする2つのモード」
エミリー・ナゴスキ博士の発見①
アメリカ・マサチューセッツ州にある名門リベラル・アーツ大学、スミス・カレッジで性科学を教えるエミリー・ナゴスキ博士の著書『Come as You Are: The Surprising New Science that Will Transform Your Sex Life』(2015)は、世界の性科学分野に一石を投じた画期的な本だ。
なぜ画期的かというと、