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タイ・食の旅① (タイ北部料理)

食べることが大好きで、美味しい食べ物との出会いに喜びを感じる私。
今までヨーロッパ、北米、東アジア、東南アジアと旅行してタイに移住。その後北米NYに移住し現在に至ります。
それぞれの地で美味しいものとの出会いはあったのだけど、やっぱり私の口に合う出会いはアジア圏に多かったです。

ここニューヨークでも私が食べるのは、ほぼアジアの食べ物だし、自炊となると日本食です。米が食べたいのです(笑)
外食でよく食べるのはタイ料理。
数年タイに住んで、ほぼ毎日タイ料理を食べていたので味にはうるさいです。(笑)

今日は、私が出会ったタイ料理の話をします。
日本で食べるタイ料理。ニューヨークで食べるタイ料理。タイで食べるタイ料理。皆味が違う。その国に合わせた味付けをしているのだと思うけど、私はやっぱりタイで食べたタイ料理が一番おいしいと思う。友人は、日本で食べると美味しいけど、タイに行くと何故か美味しく感じられないと言っていた。多分日本に合わせた味付けしか食べたことが無かったんだろうと思う。

タイ料理と聞いて何が思い浮かびますか?

* トム・ヤム・クン(ต้มยำกุ้ง)
因みに日本人は「トムヤンクン」と発音する人が多いけれど、それではタイに行った時タイ人に通じません。トム・ヤム・クンは3つの言葉から成り立っています。
トム(ต้ม)=煮る、茹でる
ヤム(ยำ)=混ぜる
クン(กุ้ง)=エビ

pngtree.comによる画像


* パッタイ(ผัดไทย)
パッタイは2つの言葉から成り立っています。
パッ(ผัด)=炒める
タイ(ไทย)=タイの国名
2つ合わせると「タイ炒め」となります。料理名に国名が入る国民食です。
因みにタイ(レストラン、屋台)でパッタイを頼むとき、牛肉、豚肉、鶏肉、エビのどれにするか聞かれます。


* カオマンガイ(ข้าวมันไก่)
これは3つの言葉から成り立っています。
カオ(ข้าว)=米
マン(มัน)=油
ガイ(ไก่)=鶏肉
鶏肉を揚げたのもあります。
シンガポールに海南鶏飯という同じような料理がありますが、タイのカオマンガイとはソースが違います。カオマンガイのソースは大豆の発酵味噌である「タオチオソース」です。


* カオ・パッ・グラパオ(日本ではガパオライス)(ข้าวผัดกระเพรา)
これも3つの言葉で成り立っています。
カオ(ข้าว)=米
パッ(ผัด)=炒める
グラパオ(กระเพรา)タイバジル
バジル炒めですね。お肉は、牛肉、豚肉、鶏肉から好きなのを自分で選びます。私は豚肉のパッ・グラパオが好きです。
因みに目玉焼き(ไข่ดาวカイダーオ)はオプションです。

こんなところでしょうか。

日本でも地方によっていろいろな料理があるけれど、タイも同じです。
大きく分けて4つの地方
* 北部地方
* 東北地方
* 中部地方
* 南部地方
があり、それぞれ特徴的な料理があります。

北部地方(チェンマイ、チェンライ等)
チェンマイは13世紀にランナー王国の首都として栄えた古都。タイ第二の都市と呼ばれています。
チェンライはタイ最北の街で、ミャンマー、ラオスと国境を接していてゴールデントライアングルと呼ばれています。私もチェンライからミャンマーに3回行きました。

北部地方の料理は、他の地域より味がマイルドであまり辛くないです(タイ人からみてです。)
私が好きな北部料理は

⋆ カオソーイ(ข้าวซอย)
各種カレースパイスとココナッツミルクを調和させたスープに小麦粉麺、その上に骨付き鶏肉と油で揚げた麺をトッピング。付け合わせは、ナムプリック・パオ(干しエビ等が入った唐辛子ペースト)、酢漬けのキャベツやエシャロット。
これは辛くないです。辛いタイ料理を食べてきた胃には優しい味です。そして、日本人に馴染みがある味だと思います。カオソーイ好きな日本人多かったです。

⋆ ナプリック・オーン(น้ำพริกอ่อง)
ナム=水 プリック=唐辛子 という意味です。ナムプリックは唐辛子ベースのディップで、野菜や魚、もち米に付けて食べます。
ナムプリック自体はタイそれぞれの地方にありますが、このナムプリック・オーンは、ひき肉とトマトが入っていて辛くないし、ミートソースぽくてとても美味しいです。

写真はwikipediaからお借りしました。

⋆ サイウア(ไส้อั่ว)
タイ北部名産の腸詰です。他地域の腸詰との違いは、ハーブが多種使われている事です。口の中に入れるとハーブの香りと酸味と少しの辛みで満たされます。

写真はwikipediaからお借りしました。

他にも色々ありますが、私が住んでいたのはバンコク(中部)とサムイ島(南部)で、北部チェンマイ、チェンライには3回しか行ったことがないので、自分が食べた中で美味しかったものを3選しました。

タイ北部の料理がマイルドな味付けの理由は、国境が近いミャンマーやラオスの影響があるからだと言われています。ラオス料理の影響が強いのは、タイ東北地方(イサーン)で、イサーン料理は辛いです。タイ北部料理は、ミャンマーの影響が強いんじゃないかと個人的には思います。

ということで、次回はイサーン料理と呼ばれているタイ東北地方の料理を紹介します。タイ料理の中で一番好きなのがイサーン料理なんです💛


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