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推しを推しとして推せない話

こんにちは、DDです。

DDとは『誰でも大好き』の略語で、主にアイドル界隈で使われている言葉のようです。ジャニーズ界隈と近接している若手俳優界隈でも使われており、対極に位置するのが単推し、誰か1人を推すことになるのかな。そんな感じの言葉として私はとらえており、自称しています。

私は2.5次元舞台を主とした若手俳優界隈をここ数年ほどウロウロとしています。数年ウロウロしていると好きな役者さんも出てくるわけです。ここで一番好きな役者さん、いわゆる『推し』ができるという人が多いと思うのですが私の場合好きな役者が多くて推しを推しとして推せないのです。

推し舞台はミュージカル『テニスの王子様』ですが、まずテニミュに出た方々はほとんど好き。他にも友達の推しはみんな好ましく思うし、素の人となりや、他舞台で見た演技で好きになる人もいます。そんな感じで好きのひきだしが沢山あって、○○君だけが好き!という状態になりにくい。
そして好きな役者さんが多ければ地方住みの私は全員を追いかけきれません。推し舞台であるテニミュが上演されている時期はなおさら。せいぜい配信やライビュを見るだけで、それもない舞台はスルーすることもしばしば。そんなことでは(自分基準で)推しとは言えない。なので私は好きな役者さんを推しとは呼びません。
(ちょっと嬉しい時に呼ぶことはある)

そんな中でもことさら好きな役者さんはいます。原作もほとんど知らずに行った舞台で一番に惹きつけられたのは彼のダンスでした。すぐ目が離せなくなり気づいたらチケットが増え、原作ライブへ行き、彼のおかげで原作舞台に通い、彼の出る舞台はチェックして楽しい日々を送っています。テニス最高セイヤー🎾
しかし前述のとおり全ては追えないので、自分基準で推しとは素直に呼べないのです。誕プレや年賀状やバースデーカードは送ってるけど、やはり現場に行ってこそだと考えているので。(個人の縛りです)(そういうプレイだと思ってください)そんな彼を頂点として、好きなキャラクターを演じた役者さんや人柄が好きな役者さんなど好きが点在しています。もうみんな好き!みんないいところがある!いろんな人の演技が見たい!などなどの思いがあふれて誰でも大好きになったのでした。

DDな私は推し舞台テニミュを中心に観劇しています。好きな役者さんが出る舞台が重なれば上京して梯子観劇をスケジュール繰りしたりします。
アイドルグループにいる方ならライブにも行きます。
一応DDにも見に行く基準はあり、好きだと思っている度合い、気になる舞台かどうか、好きな役者さんが出ているか、お財布に余裕があるかどうか、昨今だと感染症対策が自分的にできそうか、また持病が悪化しなさそうかどうか、演出はどうかなどで決めています。
今は渡せない現場も多いですが、手紙は出来るだけ書くことにしています。多ステ(何度も同じ舞台を見ること)する舞台ならばなおさら。こういうところが好きだとか、こういうところで感動したなど事細かに書いています。

DDは嫌われる?

よく聞く話です。単推しの方からはよく思われないとか、役者さん自身からもあまり好かれないなど聞いたことがありますが、私の場合、まず役者さんに認知されないので特に気にしたことはありません。行くのも主に舞台で、席もバラバラなので認知はされないでしょう。カレイベなどに行くと、さすがに3部通しで行ったその日は覚えられますが、そうでなければ忘れられるほどの存在です。
つまり役者さんにお金を落としていないということで、そういった意味では嫌われる存在なのだと思います。特に同担で単推しかつガンガンお金をかけているような方だと私のようなライト層は許せないという方もいらっしゃいます。これは仕方ない。
ただ私は同担の友達をあまり作りません。推し方が違うのでお互いにしんどくなると思うからです。そんなわけで同担にも認知もされておらず嫌われているかいないかもわかりません。そんな泡沫のような存在が私です。

推しを推しと呼びたい。けれど素直に呼べない。なので今日も私は彼らを『好きな俳優さん』と呼びます。そんなゆるゆるとした推し方が自分にはどうもあっているようです。

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