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コロナの影響が…

「気象庁が〇〇地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。」とニュースで流れるようになりました。

梅雨のジメジメとした日が続く時期に注意したいのが、食中毒です。

梅雨の時期に多い食中毒は、細菌性食中毒で食肉に付着しやすい「腸管出血性大腸菌(O-157、O-111など)」や「カンピロバクター」、食肉のほか卵にも付着する「サルモネラ」などがあります。

また、毎年約1,000件以上の食中毒が報告されていますが、2020年は、発生件数が約800件と少なく、食中毒の発生件数が多い飲食店での飲食が新型コロナウイルスの影響で減少したことも要因としてあるようですが、実は家庭での発生は増加しているそうです。

食中毒の原因となる食品は例年同様1位が魚介類、2位が肉類及びその加工品、3位が野菜類及びその加工品の順になっています。
肉類が原因になることが多いと思っていましたが、2020年はアニサキス等の寄生虫による食中毒が多く発生し、逆に細菌およびウイルスによる事例は少なかったようです。

コロナの影響が、食中毒の発生状況にも変化をもたらしていたことに驚きました。

厚生労働省は、「食中毒菌を『つけない』『増やさない』『やっつける』」を食中毒予防の3原則として掲げています。

手洗いはもちろんのこと、加熱処理、ラップや食品用手袋の活用、トングの使い分け、お弁当の保冷剤使用など、時間が経ちすぎたもの、少しでもあやしいものは捨てるなどの対策をとりましょう。


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