雑感:流行りは本当に流行り?という視点

 どうも!おはようございますからこんばんわ!まで

 今回はタイトル通りです。気の利いた前振りが思いつかなかったというのもありますが(笑)。

1.選挙

 TBSの公式YouTubeチャンネルで期間限定で挙がっている動画( https://www.youtube.com/watch?v=KRSTxPEPkKg&t=530s )で、爆笑問題の太田さんが中村喜四郎衆議院議員(以下、中村代議士)とのインタビューをしています。中村代議士といえば選挙に強いイメージを私も持っていましたが、このインタビューの中で中村代議士が選挙で大切にされている事として、独自のスタイルを大切にされることでした。

 2015年の公職選挙法改正に伴うインターネット選挙運動解禁を契機に国政・地方問わず昨今の政治家は広報ツール・選挙活動ツールの1つとしてFacebookやTwitterといったSNSアカウントやYouTubeによる動画配信を介して言葉を用いて有権者や支持者に想いを伝搬しようと熱を帯びた活動をしています。

 下図は平成元年以降に執行された参議院議員選挙の年代別投票率の推移です。(引用: https://www.soumu.go.jp/main_content/000646811.pdf )ご覧いただいて分かるように、平成元年以外の全体の投票率は60%を切っていて、このムーブメントは国政・地方問わず似たような側面があるため、より多くの有権者へ名前と想いを伝搬させていくためには、選挙区内の有権者に限らず選挙区外の人達にも想いを伝え、それが選挙区外の人の知り合いに選挙区内の人がいればその人へつながるという構図なのかもしれません。

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 だけど中村代議士をはじめとした選挙に強いと呼ばれる政治家がいるのも事実で、対談の中で中村代議士は辻立ちで移動する際にオートバイに乗って移動すると話していました。こういうこだわり1つとっても、自分なりに有権者へ想い溢れる熱量をどうやったら届けることができるか?を知っているか否かは、時代がインターネットを主戦場としていても勝てる要素の1つなんだなと思うところです。

2.ジョブ型雇用

 最近、労働をめぐる話題でこのキーワードを聞くことはありませんか?

ジョブ型雇用

 ジョブ型雇用を巡っては、日立製作所が導入の方針を示しているように国内の大企業レベルで導入を検討している企業がちらほらあるようです。横文字で意識高い系の若い人からしたらうぉぉ!!!と思うキーワードで経済誌をはじめとした色んな媒体で散見されるキーワード故に流行りのように見えるかもしれませんが、実は多くの人達はこのジョブ型を都合よく解釈し・労働者側へは濁してアピールをしている傾向にあります。

 独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)の濱口桂一郎氏は『日本の雇用と労働法』の中で、法律の条文上はジョブ型雇用が定義する規定として読み取れるがメンバーシップ型雇用(日本の労働法制における労働契約の総称)と呼ばれる側面として、法の一般原則である信義則や権利濫用法理をベースとして積み上げられてきた判例法理がキーと言っています。(引用: pp41 )この点についてより一層簡便かつ分かりやすい説明が、雇用のご意見番で雇用ジャーナリスト海老原嗣生氏の著書『人事の組み立て』で展開されていますが、今回はこの辺で留めておきたいと思います。

3.最後に

 今回は政治と雇用にフォーカスを当ててみましたが、流行りがどうして流行りか?を考えてみるのは、自分自身にとってその流行りに目を向けてみることがプラスに働くのか?マイナスに働くのか?という側面で、情報の取捨選択の練習になると私は思います。

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