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雑感:キャリアの相談相手

 どうも!おはようございますからこんばんわ!まで。

 暑いですね。巷ではオリンピックとやらが始まったようですが、まぁそんなの関係ねぇ~的なノリで生きています。(笑)

 今回はタイトルにあるキャリアの相談相手というテーマで私なりの考え方を書いてみたいと思います。先日お邪魔したTwitterのスペース内でテーマになった内容で、一度私なりの考え方を書いてみようと思いました(笑)。

1.私見:相談相手は全員

 私個人の意見を最初に述べるならば、キャリアの相談相手は全員というイメージです。全員と言ってもコミュニケーションを介して相談をするという訳ではありません。例えば本。

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 上記の写真は私の自室の書棚にある本の一部ですが、こういった本から自分が今悩んでいる事柄に対して解決に導いてくれそうなヒントを頂いたりその本の著書がSNSやブログ、ネット記事を書いているのであればそれらをチェックしたりして見るのも一興なのかもしれません。

 またここ最近はclubhouseアプリやTwitterのスペース機能等を介して、実際に会ったことはないけど音声でコミュニケーションが取れる環境が発達してきました。そういうのを用いて、自分自身が今という時間軸で見えている世界観とは違いそうな人とコミュニケーションを図ろうとするのもインフラの側面ではたやすくなりました。

 こう考えると、キャリアの相談相手って大きく言えば全員と言っても過言ではないというのが私の認識です。

2.キャリアコーチング

 ここからは、先日私が参加したスペースの中でキャリアの相談相手として挙がっていた対象の中からいくつかピックアップしてみたいと思います。まずはキャリアコーチングです。

 就活や転職の過程でエージェントサービスを利用したことがある人は、キャリアコーチングというとエージェント会社側の担当者とのコミュニケーションをイメージするかもしれません。私個人も利用した経験はありますが、会社毎の質の違いがあるという前置きを据えた上でですが、どうも背後には相談者(求職者)が自社で抱えている求人の中からマッチング度合いの高い求人はなにか?を探ろうとするためのコミュニケーションというにおいがプンプンしてきます。まぁ、エージェントビジネスのモデル上(下図参照)致し方ないですよね。

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 一方で、このキャリアコーチングには近年有料で実施するキャリアコーチングがあり、中には企業として・ビジネスとして行っている会社もあります。私自身はそれ自体にはどうこう言うつもりはありませんが、私は1つの疑問と1つの懸念点があります。

 1つはプライシングの根拠です。プライシングは簡単に言うと製品やサービスの価格設定を意味するビジネス用語(マーケティング用語)です。(参照: https://www.profuture.co.jp/mk/column/7153 )全ての有料キャリアコーチングを把握できている訳ではありませんが、大方安いプランでも15万円前後です。15万円は決して安くはありません。この価格設定を相談者の決意の値段と捉える事も出来ますが、そのプライシングに対して例えば相談を受ける側はどういう人材を揃えているのか?どのターゲット層へセグメントしているのか?国家資格であるキャリアコンサルタントを持っている人達が多くを占めているのか?否か?(決してキャリアコンサルタント資格を持っているから凄いと言い切るつもりはありませんが、1つの指標にはなると思います)等々、提示しているプライシングの根拠がよく分からないという疑問です。

 そして懸念点としては相談者サイドに有料キャリアコーチングを利用することの意味を伝えているのか?という点です。私がなぜここを懸念しているか?というと、相談者サイドの意識と有料キャリコーチングが提供しようとしているコンテンツの意識が一緒の方向を向いていなければ意味が無いからです。私はこれをお金を掛けて風俗に行って性欲を満たそうとする構図に例えて表現しています。性欲を満たすことはできたけど、そこから先で彼女を見つける気持ちが湧かなかったらそこでおしまいなように、お金を掛けてただ単にキャリアという側面で今悩んでいる事を打ち明けるだけでは意味が無いからです。だからこそ、キャリアコーチングを有料で行っている事の意味をきちっと相談者に伝えているのかなぁ?という懸念点を私は感じます。

3.斜めの関係性

 組織社会における関係性としてまず挙がるのは上司と部下の関係性です。そして次に同期の関係性でしょう。そしてもう一つ、先輩後輩の関係性です。上司や部下みたいな形で利害関係はないし同期特有の一体感みたいな関係性とはまた違う関係性で、これを斜めの関係性と言うそうです。確かにこの関係性を持てるというのは当該組織内で写っている自分を客観視していく上ではうってつけなのかもしれません。しかし、この斜めの関係性を構築する上でいくつかの課題があり、その1つが環境です。

 経営学者の宇田川元一氏は、著書『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』の中で、哲学者マルティン・ブーバーの考えを用いています。人間関係は大きく二つに分類ができ、1つは私とそれという道具的な関係性,もう1つは私とあなたという固有の関係性です。(pp20~21)

 一般的にアットホームという言葉やコミュニケーションが円滑という形で表現される組織風土における人間関係は後者を指し示すのではないかと思います。一方で、俗にいうブラック企業という言葉に代表されるような円滑もへったくれもない組織は前者を指し示すのではないでしょうか?。もし読者の皆さんが今置かれている組織風土(環境)が前者の場合であれば、この環境下において斜めの関係性を構築していくのは結構な至難の業だと私は思います。

4.最後に

 人間誰しも生きている内にいろんな事に悩むことはあります。キャリアもそうです。その際、相談相手を探す上では特定の相手と決めるのではなく色んな人・色んなアプローチを駆使していく事が大切なのかな?というのが私の現時点における答えです。

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