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雑感&感想:『ストーリーで語る』秋山 楓果 (著)

 どうも!おはようございますからこんばんわ!まで。

 今回は、『ストーリーで語る』の感想を書いてみたいと思います。

1.総論

 簡単に言うと、作者の文章術探訪記みたいな印象です。なのでハウツー目的として本書を読んでみようと考える場合には、文章術の本を初めて読んでみるというのであれば入門の入門としてありかもしれませんが、ある程度文章術の本を読んでいる(読み漁っている)人からすると吸収する要素はそんなに多くないかな?という印象があります。

 また、本書は小説に文章術講座のエッセンスが入ったマルチ系な本として捉えて読んでみるのが良いのかもしれません。

2.文章作成練習のスタートとしてのTwitter

 上記のTwitterアカウントは、本書の作者である秋山楓果さん(あっきゃん)のアカウントです。本書内で秋山さんも当初はnoteで文章を書くことを初めてみたけど文章を書くことが元来苦手で、辿り着いたのが140字で発信していくTwitterだそうです。

 本書の序盤辺りでは、Twitterを使った発信のためのブランディングやマーケティングの考え方やストーリーテリングの考え方といったように、ロジカルという枠でガチガチに考えるのではなく、その先にいる読み手やアプローチしていきたい層へ届けていくといった要素も入っています。なので本書は文章術の本なのか?という視点で見たら恐らく疑問符は残りますが、作者さんのスタートみたいに元来文章を書くことが苦手だよという人にしてみたら相手を想う・考えるという言葉に置き換えて文章を考えてみるエッセンスとして本書はもしかしたら有効かもしれません。




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