#005 活動報告:早稲田祭2020 スペシャルトーク
11月8日、私たち ERIFF学生実行委員会 は、早稲田祭2020 にてトークイベントを開催しました。コロナ禍の中オンラインでの開催になりましたが、多くの参加者にお越しいただき、ありがとうございました。
今回のトークイベントは二部構成で行われました:前半は早稲田大学のOBで大河脚本家の竹山洋先生と、一般社団法人日本放送作家協会理事長兼東アジア国際和解映画祭共同実行委員長のさらだたまこ先生の対談;後半は早稲田大学政治経済学部教授兼東アジア国際和解映画祭共同実行委員長の浅野豊美教授のトークイベントとなりました。
前半の竹山先生とさらだ先生の対談では、竹山先生が大学時代の経験、脚本家になった経緯、仕事で経験したこと、彼が手がけた作品など、様々なことをお話ししてくださいました。中でも脚本家になるまでに経験した様々な苦労や試練、それが彼の人生をどう変えたかなどと、感動的なエピソードが多く含まれていました。現場で準備作業を行っていたERIFFのスタッフも、作業の傍ら竹山先生のお話に夢中になっていました。「『和解』のキッカケは常に日常生活の中にあり、その糸口も日常生活の中にあるのではないか?と」思わされるような内容もあり、大変意義深い講演でした。
後半には政治学、中でも日本政治史を専門に研究をなさっている浅野先生のトークイベントを続けて開催しました。日本史の興味深い話を交えつつ、和解学の意義、「歴史」の意味、そしてそれに関連する国民感情の基本的構造などから、和解に向けて行うべきことの方向性、和解のために乗り越えないといけないものなど、熱心に語ってくださいました。高度に専門的で歴史的なお話も多くありましたが、さらだ先生の質問を通して内容がより理解しやすくなり、面白い内容になりました。
私達ERIFFのビジョンは、映像の人の心を突き動かす力を媒体に「和解文化の創生」を目指すことです。来年7月国際和解映画祭の開催に向けて、映像業界や政治学の最前線で活躍いらっしゃっている方々からお話しを伺い、両者の繋がりや融和の可能性を模索するなど、私たちはその理想に向けて引き続き日々努力してまいります。
早稲田祭実行委員会の方々も多くの技術的サポートをしてくださり、大変お世話になりました。皆様ありがとうございました。
(執筆&撮影:東京大学教養学部前期課程1年 市川智也)
(編集&撮影:早稲田大学国際教養学部2年 吉田凪)
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