見出し画像

神様と幼児期の僕②

教会の保育園へ移ったことで、環境は大きく変わった。前の保育園では同級生が10人ほどいたのに対し、ここでは3人くらいしかいないため、他の学年と一緒に過ごしていた。しかも、先生も子供たちも同じ教会に通う人ばかりだ。顔見知りばかりの環境で、一匹狼系ヤンキー幼児だった僕は、子分を従えるお山の大将へと変貌するのである。

そんな、悩みの種になりえる僕を、先生たちはのびのび育ててくれた。ありのままの僕を愛してくれた。キリスト教の精神を基に保育をしていることがとてつもなく大きかった。保育園での経験は間違いなく今の僕を支えてくれている。僕はリーダー的な役割を多く担ってきたが(後々説明していく)、保育園でのお山の大将時代の経験が土台になっている。


保育園と同様に、教会での時間も僕にとってかけがえのないものである。
僕が育った教会は人数が多く、礼拝がいくつもある。若者向けの礼拝もあり、中高生、小学生、未就学児とそれぞれ別れて礼拝を受けている。保育園生だった僕は当然未就学児向けの礼拝に出るわけだが、ガキ大将は精神年齢が高かったため、礼拝スタイルが合わず、いつも退屈していた。スタッフたちは紙芝居や手遊びなどを通してわかりやすく神様のことを教えてくれていたのだが、僕は子ども扱いされているようで気に食わなかった。比べて小学生の礼拝はめちゃめちゃ楽しそうで、いつも憧れを抱いていた。
教会が楽しい場所であり、大好きな場所となったのは、当時抱いていた憧れが大きく関係している。


〜続く〜


読んでくださりありがとうございます。
幼児期シリーズ、あと1、2回で終えたいなあ。

うめ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?