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なりたい自分になる方法

自分を変えたいって思ったことありますか?
何もしてもうまく行かない。なんでこんななんだろう。わたしの性格がダメなのか。もう生きてるの辛すぎ、、、。みたいな。

まず「自分を変えることができるのか」論争がここで勃発しますよね。人はそう簡単に変わらないよってあきらめモードの人。痩せたーいって言いながらケーキ食べちゃったりして、そんな自分に明日頑張ろって言い聞かせて。あした頑張ろうはバカ野郎なんだよ! っていわれて落ち込んだり。

でもわかります。努力ってホント大変ですよね。三日坊主って言葉もある通り継続することが何より難しい。人間は変化を恐れる性質があるらしいとなにかで見たので、ほんとにそうだなって、その時なるほど納得しました。

でも、ほんとに自分を変えることができないのか? わたしはそうは思いません。ある方の言葉を借りるなら「居ても立っても居られないくらい自分を変えたい要素」を見つけたとき、はじめて人は変わる決心がつくのだと思います。

思い返せば、わたしもそういう経験ありました。小学生のころ私は自分に自身がありませんでした。2年生の途中で転校した学校に馴染めず仲間はずれにされたり、陰口を言われたり。しまいに靴が隠されたりして、当時のわたしは友人関係がどうしてもうまくいかなくて。どうやったら友達って作れるんだろうと毎日考え、わたしの何がそんなに嫌われる要素なんだろうと悩み、「親友」という存在が喉から手が出るほど欲しかった。

こんな自分を変えたい、みんなに好かれる存在になりたいって思ったそんなとき、また転校することが決まったので、心機一転、新しい土地で「人に好かれる」研究を始めることにしました。

転校初日の自己紹介ではハキハキとしゃべること。はじめは物珍しくてわたしに興味を持ってくれているはずだからその時がチャンスだと考え、いろんな友達と別け隔てなく会話して、放課後も遊んだり積極的な交流を持つようにしてました。また会話するときも、この表現はどうだろう? 面白くなさそうだから次はこうしよう! みたいな試行錯誤も繰り返していました。そうすると、人に嫌われる事がだんだん少なくなっていきました。時々嫌なこと言う人がいても、わたしには私のことを大事に思ってくれる友だちがいるっていう確信が私の心を強くしてくれ、わたしの学生生活はぐんっと過ごしやすくなりました。

それから月日は流れ、高校生になった頃、その当時の友だちと会ってこう言われました。「ゆうか雰囲気変わったよね!」と。わたしは何が変わったのかわかりませんでした。色々話をきていると、小学生時代のわたしはもっとクールだったけど、今は雰囲気が柔らかくなって接しやすくなったらしいのです。

わたしは、その時思いました。当時はきっと「変わりたい」「変わらなきゃ」と気づかぬうちに気を張っていたんだなって。それから数年たち、それが当たり前になって変な力が抜けたことで「雰囲気が変わった」って思ってもらえたのでしょう。

その時思ったのは、いきなり劇的に変えるっていうことを期待してはダメだということです。それを期待していると、できない自分が嫌になって続けることができなくなるんだと思います。何年も掛けて長いスパンを見ながらじわじわとやって行くのがベストなんでしょう。

自分を変えることっていうのは難しい。だけど、ゆっくり時間を掛けて変わっていくことはできるのではないでしょうか。毎日の自分の変化に期待するとしんどくなるけど、少しだけでもなりたい自分を意識することで3ヶ月、半年、数年後にはそんな自分に近づける。私はあのときの経験からそう思うのです。




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