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誰でも作者、わたしも作者

ゆうべ、寝る前に娘とベッドの中で雑談をしていました。
大体、お互いに、ひとつずつ話題を出し合って話しています。

昨日のわたしの話題は、なかなか思いつかなかったこともあり、
「ママが考えたお話をするから聞いてね」というのをやってみました。

女の子が出てくる短いお話をしました。
娘はじっと、聞いていました。

頭の中で考えながら話していたのですが、
特に詰まることもなくすらすらと言葉が出てきました。

ストーリーは、よくある「繰り返し」を念頭に置いて、、、
娘の好きそうなモチーフを散りばめる。
わたしの言葉で余白をつなぐ。
たったそれだけ。

その場限りの、文字ではなく声の、娘だけに向けたお話。

肩の力を抜いて言葉を並べられました。
大したお話ではないけれど、
「自分で考えたお話をする」というほぼ初めての経験が、すごく、楽しかった。

娘が真剣に聞いてくれたことも、とても嬉しかったです。

お話が終わった後、娘は少し興奮気味に
「ママすごい!ママが考えたお話、すごい!」と言ってくれました。
続けて、私が話した、お話の中の女の子の特徴を反復して言っていて、
その記憶力にびっくりすると共に、
わたしのお話をちゃんと聞いて、覚えていてくれたことにじーん…。

もう少し工夫して、応用を効かせれば、
読解力を刺激してあげられたりも、するのかな。と思いました。

今日は、そのお話を思い出しながら、絵をつけて遊ぶ約束をしています。
娘の絵に、私の文章。夢のコラボで、夢の絵本。

世に出ること、たくさんの人の心を打つこと、お金をもらうこと、
それがすべてではない。
「娘が喜ぶお話」というものさしで、創作をふくらませる。
自分の夢のためではなく、娘のため。
それも立派な創作で、夢に繋がるトレーニングのひとつである、と強く感じたのでした。
こんな風に尊い経験を、気持ちを、味わわせてくれる娘。ありがとう。

次はどんな話をしようかな。

サポートお待ちしております。言葉を考え言葉を紡いで生活する人になりたいです。