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三拍子が地域の魅力を漫才で伝える番組、NHK「笑ったび」

3/3(日)13:05よりNHKの番組「首都圏いちオシ!」で新企画「笑ったび」が放送された。

三拍子が千葉県袖ケ浦市をロケして地域の情報を集め、漫才で魅力を伝えるというもの。
約35分間というコンパクトな番組だったが、2人の旅を通して袖ケ浦の綺麗な景色やユニークなご当地キャラ、地域を盛り上げようと活動する方々、美味しそうなご当地グルメなどが次々と紹介される。

私はガウラーメンを食べに行きたくなった。

どの場面でも地元の人たちとの交流があり、その様子がとても穏やかで微笑ましく日曜の昼間に見るのにとてもぴったりな番組だった。小さなお子様からお年寄りまで三拍子の前だと笑顔になる。

ロケや事前のアンケートを通して集めた情報で作られた漫才は公民館で110名の袖ケ浦市民の前で披露された。

地元の人たちにとっては聞き馴染みのある地名や固有名詞が次々と飛び出し、テレビの前の私たちもついさっきロケで見聞きしたばかりなので同じように笑える。

1日で情報を集め、漫才を作って、目の前の地元の人達もテレビの前の視聴者も笑わせることが出来る三拍子はすごいと思う。

番組の紹介記事を見ると「今回の旅人は…」と書かれているが、今後も三拍子にもっと色んな地域の魅力を伝える漫才を作ってほしい。贅沢を言えば首都圏のみならず全国へ。

「笑ったび」はNHK+で3/10(日)13:40まで視聴できる。


「三拍子が各地をロケして地域の魅力を漫才で伝える」という企画は、実は3年前に公式YouTubeチャンネルでもやっていた。

三拍子が東京62区市町村のご当地漫才をつくる「漫才珍道中」
2020年9月から始まったこのロケ企画は翌年1月まで毎週動画が公開された。
この頃、YouTubeに力を入れていた三拍子は毎日各曜日ごとに異なる動画をあげていて、漫才珍道中はそのうちの1シリーズ。

企画と撮影と編集の労力を想像するだけでも恐ろしい。1日に2地域撮影した日もあったと思う。つまりは1日に2本漫才を作っているということだ。

「笑ったび」は高倉さんと久保さん2人でロケをしていたが、「漫才珍道中」は久保さんが作家さんとロケをしている間に高倉さんがその地域の喫茶店などでネタを作る。1時間45分から2時間という厳しめの制限時間付き。

漫才を撮影する場所もSNSで募り、飲食店やスポーツ施設、2人の母校であるアナウンス学院、高倉さんの自宅、ネット配信番組を手掛ける会社の会議室など様々だった。

北区アンバサダーの水森かおりさんとコラボをしたこともある。

久保さんと作家さんが仲良さそうに地域を巡り(昔からの友達らしい)、三拍子が地元の人たちの前で漫才をする様子を見るのがとても好きで毎週楽しみにしていた。漫才自体もおもしろく、2時間で作ったとは思えなかった。平均的な制作時間を知らないが。

毎週やっていた時事漫才もだが、限られた時間でネタを作る高倉さんも、それを短い時間で覚える久保さんの記憶力もすごいと思う。

人気の企画だったが懐かしの緊急事態宣言でロケが出来なくなり毎週の公開は1月で休止。しばらくして再開した日出町編を最後に更新は止まっている。

2人が訪れた場所を辿る聖地巡礼も楽しかった。

そのうち続きが公開されないかなと淡い期待を抱きながら3年近く経つ。
ほぼ諦めていた今、まさかNHKで似たような企画の番組が見られるなんて。

嬉しすぎて「笑ったび」の放送が待ち遠しかった。


もう一つ、この番組が待ち遠しかった理由がある。
それは番組の制作に芸人であり作家でもある火災報知器(コンビ名)の小林さんが携わっていること。

小林さんは2018年と2019年にNHKで放送された「時事ネタ王」にも構成作家として参加。
昨日のnoteにも書いたが、この番組きっかけで三拍子のことを知ったのでとても思い入れの深い番組だ。

どうにかこの3人で「笑ったび」を続けてほしい。

ブラタモリの後継番組は「三拍子の笑ったび」にならないかなと期待している。

NHKに届け、私の思い。





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