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リアルオリエンテーリングと卒業記念品

大分県大分市で児童養護施設や母子生活支援施設、里親等で生活したことがある中学生以上の方の居場所作りをしています。

2月16日(木)

わたしたちは、大分市のコンパルホールを起点に、児童養護施設で暮らす高校3年生を対象にした体験型のソーシャルスキルトレーニング『リアルオリエンテーリング』を実施しました。

内容は、異なる児童養護施設の参加者でグループを編成して、そのグループのメンバーが協力して以下のミッションをクリアしていくというものです。なお、グループのメンバーが在籍していない児童養護施設の職員の方に観察者として同行をお願いしています。

①金融機関の窓口での口座開設等の模擬体験(九州労働金庫大分支店様にご協力いただいています)

②大分市役所での住民票の写しの取得(*おおいた広域窓口サービス…大分県では一部を除き、「おおいた広域窓口サービス」に参加する市や町に住民登録があれば、「住民票の写し」「戸籍謄・抄本」など各種証明書をこのサービスに参加する大分県内のどの市役所や町役場の窓口でも交付を受けることができます)

③必ず同じグループのメンバー全員一緒に昼食をとる

④切手を購入して貼り、ハガキをポストに投函する(コンパルホールを出発する前の事前研修で、子どもたちひとりひとりに私製ハガキを配布して、裏面に高校卒業後の進路や希望、表面に宛先(わかばハウス)を記入して、切手を購入して貼り、ポストへ投函するするように伝えます)

リアルオリエンテーリングについては、詳しくはマガジンを読んでみて下さい。

初めは緊張していたグループのメンバーがミッションをクリアしてコンパルホールに戻ってくる頃には、緊張もほぐれ和気あいあいとした雰囲気に。

そして、最後に、卒業を祝して、子どもたちひとりひとりに、これまでのソーシャルスキルトレーニングで学んだ内容や施設を退所した後に必要となる情報をまとめたファイルと卒業記念品(体温計)を手渡しました。ファイルと卒業記念品(体温計)は、今日のソーシャルスキルトレーニングに参加できなかった子どもたちにも、後日お届けしています。

大分県の児童養護施設の高校3年生に、卒業記念品(体温計)を贈る活動は、わたしたちの前身の団体の頃から、5年以上続けています。コロナ禍の必需品となった体温計、以前ほどではありませんが、お店によっては「おひとり様〇個まで」と制限が設けられている場合もあり、入手が難しい状況にあります。こんな厳しい時代だからこそ、高校3年生への卒業記念品を贈る活動を継続しなければと考えています。

☆活動場所

☆活動日時

☆Facebook

https://www.facebook.com/wakabahouse.aftercare/

主に参加者さんに向けた情報発信を行っています。こちらもどうかよろしくお願いいたします。

一緒に歩こう会 居場所サロンわかばハウスの活動は、記事を読んで下さったみなさんからのサポートで支えられていますm(__)m