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清々しい青春映画(「彼の見つめる先に」の感想)

「きみの鳥はうたえる」という映画が見たくて、
仕事の終わりに急いで映画館に行ったのだけど、
時間を間違えていて「途中入場は…すみません」
と言われてしまいました。

その時「彼の見つめる先に」というブラジル映画が、
始まる直前だったので、見てみました。

いやぁ、普通に楽しめる青春映画でした。

あらすじを簡単に説明しますね。
ネタバレありですので、これから見る人は
この後を読まないでくださいね。

主人公レオは高校生。生まれたときから目が見えない。
幼馴染のジョバンナが唯一の友達。
ジョバンナは秘かにレオが好き。
だけど、それは口にはできずにいた。
両親は過保護で最近ちょっと反発気味。
学校では目が見えないことをからかわれている。
そんなとき、学校にガブリエルという転校生が来た。
目が見えないことをからかったりしないガブリエルと
急速に仲良くなるレオ。
そんなレオとガブリエルを見ていると、
心がざわつくジョバンナなのでした。

とまぁ、こんな感じです。

わたしは、目が見えないことを
からかうクラスメートが、
「目が見えない」という人と違う点を
ことさら強調するのに対し、

ガブリエルがレオは目が見えないってことを
忘れているかのような描写がよかったです。

「あの動画みた?めっちゃおもしろいよね」
「……」
「ごめん……」
「いいよ。べつに」

といっていたかと思うと、
その5秒後に、

「映画みにいかへん?」
「……」
「ごめん」
「いや、行ってみよう、一回行ってみたかってん」

となって、実際映画を観に行って、
レオは音で何かを感じて、
ガブリエルに「どうなったん?」って聞きながら、
映画をめっちゃ楽しむシーンがよかったです。

それから、「月食見に行こう」とか
そういうことも気を使うことなく、
さらりとやってしまうガブリエルが、
レオはとても好きになります(恋愛対象として)

まあ、危機的な状況もありますが、
そんなのは軽く乗り越えて、
レオとガブリエルは結ばれます。

それでハッピーエンドな映画です。
俳優たちの演技がよかったです。
ポルトガル語も耳に心地よかったですね。

また、ブラジル映画をみたいです。


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