星野リゾート 界 遠州で観たストーリー
星野リゾート界とは
「王道なのに、あたらしい」を基軸に
全国の湯治場に拠点を増やしている。
星野リゾートのこだわり宿。
”和”と”地域”と”温泉”にこだわっており
外国人だけではなく日本人でも気づきと癒しが多い宿。
湯治も「現代湯治」と名付けて
古臭く感じる湯治文化をリニューアルしてオシャレに伝えている。
(古民家のリノベーションみたいな感じか)
https://kai-ryokan.jp/
地域の伝統を使ったグローカルストーリー
今回泊まったのは静岡県浜松の”遠州”と呼ばれるエリアここには伝統の遠州綿紬とお茶がある。
入口から進むとさっそく
「お茶の香り」で嗅覚がくすぐられ
「遠州綿紬」で視覚がいやされた。
◆地域の伝統を使ったグローカルストーリー「お茶」
入ってすぐ
お茶の淹れ方とお茶一式が用意されている。
界に泊まるような客層だと
最近はお茶を淹れる機会も減ってきており
人によっては淹れたことがないということも。
これが案外「新鮮な体験」だった。
お茶の飲み比べスペースがあったり
所々茶香炉でお茶の香りを出していたり
お茶だらけだ。
特に私が気に入ったのは
入浴お茶三煎
界のこだわりでもある「湯治」×「お茶」をかけたものだ。
入浴前に飲むお茶
入浴中に飲むお茶
入浴後に飲むお茶
それぞれ適切な場所に用意されている。
飲んじゃうでしょうよ…
これがまたお土産売り場にあるんですよ。
買っちゃうでしょうよ…
◆地域の伝統を使ったグローカルストーリー「遠州綿紬」
記事を手掛けているぬくもり工房さんによると…
ソファの生地、お部屋のランプシェード、クッション、座布団、座椅子クッション、ミラーカバー、ベッドスロー
など。
だけにとどまらず、ウォーターサーバーなど隠したい部分もこの生地で隠していた。
https://nukumorikoubou.com/archives/2133
▲和と織物は絶妙にマッチする
星野のこだわりストーリー
◆星野のこだわりストーリー「デザイン」
オシャレ!
やっぱりデザインは年々変わっていくもの…
なつかしい旅館もいいけれど、やっぱり星野リゾートのデザインはおしゃれ。
同じ間取りでもこんなに高級感ある雰囲気が出せるとは…色や素材の使い方が素晴らしいですね。
上の階からは「湖」が見渡せて
下の階(温泉のお休み処)からは「お茶畑」が見える
お茶畑を少し山にして、向こう側の公道を見せない工夫が素晴らしい!
季節が夏だったからか
風鈴の魅せ方までいい感じ。
▲夜と朝で雰囲気が違う廊下。風鈴の垂れも織物だ。
◆星野のこだわりストーリー「界のモノ」
同じコップでもカラーで並んでいたり
デザインが全て「KAI(界)」ブランドで統一していたり…
星野リゾートのこだわりが感じられない場所がない
隅々まで徹底しているようです。
館内着まで「KAI」ブランドで作っちゃってる。
お土産もごちゃごちゃ色々置いてあるより
こだわりのものを
「これがお土産にいいですよ」と言わんばかりに配置されている。
買っちゃうでしょうよ…
▲部屋にあった「ふろしき」
縁がつながるよりますように、と玉が繋がっているデザイン
星野リゾート界遠州は
五感に訴えて
ストーリーで心に訴えてくる
そんな場所でした。
一歩進めば右に左にこだわりが見えて
たまに「このこだわりはね…」と教えてくれる。
つい全国制覇してみたくなるようなファン心をくすぐる世界でした。
▲ロゴ入りのお茶箱で朝食。小皿の下には茶葉を敷き詰める演出まで。
ほかの地域ではどんなこだわりが詰まっているのか気になってくる。
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