見出し画像

コロナ対策の ”新サービス”を 見直す方法とは?

1.競合不在の完璧なサービスなんてない。

1パフェの画像

コロナの先行きが見えない中、オンライン化や非接触の新サービスを実施もしくは考えていらっしゃるかと思います。

ですが競合を見てもわかる通り、多少の差別化はあっても同じようなことをしているはずです。

今回は特にオンライン化を中心に話します。

オンライン化の場合の競合は全国の同業者です。顧客は似たサービスの中から最もコスパの良いものを吟味して購入するでしょう。

そうなると結局価格競争になっていきます。めちゃくちゃ先見の明とスピード感があればそれも良いですが結局真似されてしまうでしょう。

釣りで例えると魚は沢山居るけれど竿を垂らす人が多すぎるわけです。それでもなんだか釣れそうですが頭の良い魚ばかりで普通のエサはなかなか食べてくれません。

エサをあれこれ変えて他の釣り人に紛れて一緒に釣るしかないのでしょうか?

2.差別化ではなく他の釣り人が少ない場所で釣ればいい。

といってもポジショニングではありません。ポジショニングとは商品の立ち位置を変えてユニークな商品として打ち出す差別化の一種です。

2釣りをしている人物画像

今回言いたいのは大きく差別化ができない商品のイメージでお話をしています。

仮にあなたは塾の経営者で「オンライン塾サービス」を考えているとしましょう。これだとどんなに差別化しても競合は全国にいます。検索してみたのが下の画像です。

画像2

びっしりと広告が表示されました。はっきり言って大手の広告戦略には勝てないでしょう。

ではこの塾ならどうすれば「釣り人が少ない場所」を見つけられるのでしょうか?その具体的な方法を次でお話しします。

3.ターゲットの”〇〇の悩み”を探せばあなただけの顧客になる。

あなたがオンライン塾のサービスを始めたいのならターゲットが居ますね。仮にターゲットを中1のお子様を持っている母親とします。

正直このターゲットにどんなにアプローチしてもコスパでは大手に勝ち目がありません。

「今すぐ欲しい!」と思っている顧客は買ってくれやすい反面、売り手が集中します。逆に言えば「いずれ欲しい」と思っている顧客は即売上に繋がるわけではないので敬遠されがちです。

つまり、手垢のついていない「いずれ欲しい」と思っている顧客を見つけてあらかじめ信頼を勝ち取っておけば良いんです。

その結果、本当に欲しくなったタイミングではあなたが選ばれるでしょう。もちろんそれまでにあなたが素晴らしいサービスを提供しているからですね。

具体的な考え方のポイントはターゲットの”直前の悩み”を探すことです。

今回の例で勝手に推測すると…

オンライン塾を探す中1のお子様を持つ親の直前の悩み
・どの私立中学を選ぶべきか?
・小学校と違う中学校ならではのコミュニケーションの取り方とは?
・人数が増える中学校でいじめられないか?

がリサーチで浮かび上がったとします。

そして、それぞれの直前の悩みに対してサービスを準備します。
・プロが教えるお子様にぴったりな私立中学選び相談会
・不登校カウンセラーが教える中学入学までに覚えたいコミュ術
・中学入学までに身に着けたい”いじめ対策”10選

どうでしょうか?

これらのサービスを無料、もしくは格安で提供します。ここで儲けようとしないのがポイントです。あくまでも信用してもらう事に重きを置きます。

ちなみに「私立中学選び」と検索してみたら下記のような結果になりました。

画像2

一件も広告がありません(笑)

今このタイミングであなたが広告を出せば最安値で最上位に表示されます。
この先のプロセスは言うまでも無いので割愛しますね。

行動の早い人ならもうすでにご自身のビジネスで考えて検索ボタンを押して(・∀・)ニヤニヤしているかもしれませんね(笑)

ワッキーのクライアントさんからは「無料で何教えてんねん!」と怒られてしまうかもしれません…。つい先日話した内容ですし(笑)

まだまだ読者さんは少ないので当分は無料で書き続けるつもりです。

3感謝してもらうプレートの画

4.上流を攻めるとどうなるのか?

いかがだったでしょうか?釣り人が居ない上流の魚を釣るイメージです。

みんながやってるから、儲かりそうだからと飛びつくころにはほとんどの場合が手遅れです。特に全国向けのオンライン系ならなおさらです。

無駄な労力をかけたうえで価格競争になることも一つの学びです。しかし少し考えるだけでもっと費用対効果が良く、またスピーディに結果が出ることはたくさんあります。

餅は餅屋。あなたは競合よりもあなたの商品を尖らせることに集中すべきです。予算が少ない場合は頑張ってマーケティングを学び、予算があるのなら広告や専門家の外注でスピーディに結果を目指すのも一つの方法です。

5尖った強みのイメージ画像

高額なセミナーでもワッキーの無料記事でも結局大事なのは「行動するかどうか?」です。どちらを知っても行動しなければ無価値です。

人間は”やらない理由探し”の天才です。時にはやらない理由をねじ伏せてやりましょう!

ではでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?