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理由がちゃんと分かると信頼できて応援したくなる。お店や会社からのお知らせ。

「都合により」「諸般の事情により」

これら、お店の入り口にある貼り紙でよく見る言葉です。
その決まり文句だけでなく、都合や事情がはっきり書かれていると、そのお店の信頼度が増したり、そのお店を応援したくなります。
っていうブログです。

新幹線ホームでの気づき

先日、新幹線を降りたホームの反対側に、回送らしき車両が停まっていました。
その車両に対しての案内放送が流れた時のことです。

「◯◯番線に停車中の電車は訓練のためご利用いただけません。」

なるほど、よく見たらけっこうな数の駅員さんがホームにいる。時刻通りに安全に運行してくれる当たり前の状況は、こうしたトレーニングがあってこそなんだよな。がんばれ訓練生!そして駅員の皆さん、いつもありがとう!
…と、こんな気持ちになりました。

単に「回送のためご乗車いただけません」でも良かったものを「訓練のため」と理由を言ってもらったことで、納得して、更には応援や感謝の気持ちが湧いたんです。
この時、
理由をちゃんと伝えるというのは大切だな
と気づきました。

良い事例があるので2つご紹介します。

休みの理由をわざわざ書いたコーヒー豆屋さん

僕の勉強仲間で、大阪でコーヒー豆のお店を経営されている島さん
お店の臨時休業をお知らせする貼り紙に、こんな言葉がありました。

娘との夏休みを満喫させてください!
小学4年生の娘との夏の思い出作りのため 8/23・8/24は臨時休業を頂きます

実際の貼紙

夏休みの時期ですから、単に休みの日を書くだけでも伝えたいことは伝わります。
でも、そこにこのような言葉があると、親近感が湧いてほっこりするし、
「娘さんと思いきり夏休みを楽しんで、良い思い出を作ってきてね〜!」
と応援したくなりますよね。
これをTwitterの投稿で見た時、素晴らしい!と思わず唸りました。

コロナで休業せざるを得なかった電気屋さん

以前、こちらの記事でも詳しく書いたのですが、東京の亀戸で電気屋さんを経営している沼澤さんの事例です。
従業員の方が陽性となり、お店を休業しなければならなくなった時に掲示した黒板です。

従業員にコロナウィルス陽性者が出ました。
他従業員は濃厚接触者となります。
ルールに従い休業します。

実際の黒板

コロナでのやむを得ない休業は、どこのお店でも会社でもあることです。
そんな時「都合により」とか「諸般の事情により」とか書かれているのはよく見ますが、それを包み隠さず書いたことで、その後に鳥肌が立つぐらい素敵なことが起こりました。

これについては、ぜひこちらの記事を読んでいただきたい!

理由をしっかり伝えよう

このように、わざわざ理由が書かれていなくても普通だけど、ちゃんと理由が分かるとそれ以上の効果を生むということがあります。

逆もまた然り、理由が分からないと気持ち悪くて信用できないというのもありますね。
無料で受けられるセミナーとか。一度受けたら高額セミナーのしつこい勧誘が来るのではないか…と勘ぐりたくもなります。もちろん何かその後の目論見があっての無料なのですから、こういう時も無料の理由を書いてもらいたい。
この無料セミナーの後には◯◯円の有料セミナーのご案内をさせていただきますが、しつこい勧誘は行きませんのでご安心くださいね!とか。

理由をしっかり伝えることは、信頼感にもつながります。
「都合により」「諸般の事情により」と決まり文句で片付けてしまう前に、ちゃんと理由も伝えることを考えてみると信頼度が増すかも。
そう考えてもらうきっかけになったらこのブログは浮かばれます。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた。アリーヴェデルチ!

若山 倫 (ワカ) / 黄金体験ラボ

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