ガンダムカフェで彼の手料理を食べてきた。

※私はアスラン・ザラの夢女(アスランとお付き合いする夢を見ている女)です。


ガンダムカフェのショープログラム「キラとアスランの恩返し”初めての料理”
Secret Cooking Mission for you ~KIRA&ATHRUN ~」

行ってきました。ガンダムSEEDのアスランとキラが手料理を振る舞ってくれるイベントです。わーい!

今回は友人に誘われて特に下調べもせずに行きました。
私はガンダムSEEDは放送当時は見ておらず、U-NEXTの配信でつい最近一気見したばかりでした。
なのでまだまだ熱は高いままで、ちょうどよく誘ってくれた友人に感謝しつつ、ルンルンでアスランに会いに行きました。

結論楽しかったです。
私たちはガンダム特製オリジナルフェイスシールドをつけ、お料理スクールの生徒となり、彼らが作った創作料理を試食します。

試食します。

モニターにはちょこちょこアスランとキラが来てくれて、料理を作ることになった経緯を教えてくれたり思い出を語ってくれたりしてもてなしてくれました。
アスランとキラがこれまですれ違い戦ってきたこと、その苦悩や出会った人々、触れた優しさ、果てに見つけたもの。そんな思い出話を聞かせてもらえます。
ガンダムSEEDは戦争って何だろう、平和ってなんだろう。そんなことを深く深く考えさせられる名作です。

色んなことがあったね…と浸っているところに運ばれてきたのは、アスランの初めての手料理ロールキャベツ。

これを見て私は愕然としました。
とても美味しそうです。大きめのロールキャベツは食べやすいように工夫されており、たっぷりのトマトソースには粉チーズがかかっています。バゲットにはバターがたっぷりで食欲をそそります。
ただ、ロールキャベツにはカニさん型のウィンナーが添えられていたのです。

カニ…?それってさっき話してたあの女との思い出ですよね…?

ここでやっと実感しました。
これは試食会。彼らがそれぞれの彼女を想い、彼女のために作った料理を私が試食するのです。
そういえばさっきまでの思い出話も大半が彼女との馴れ初め話でした。
私の事など1ミリも見てくれていません。もしかして…私は彼女に食べてもらうための踏み台にされている…!?

悔しい!悔しい……!!

お料理はとても美味しいです。
だからこそ辛い。これは私ではない女のことを想い、その女のためだけに作られたから美味しいんです。辛い。

その後も思い出や何を想ってこの料理を作ったかなどが語られます。
もう全てが煽りにしか聞こえません。褒められて嬉しそうにしないでよ!ちょっと照れ臭そうに話さないでよ!そんなに優しい目をしないでよ!目の前にいる私を見てよ…!

やがてデザートも運ばれてきます。
これは試食会に来た私を想って作ってくれたんだよね?そうだよね!


……違いました。
これについては何も語りたくはありません。あまりに私が入る隙がありませんでした。全然こっちを見てくれないのね、私のことはそんなにどうでもいい?

何かと苦労しがちなのは真面目で責任感が強く優しいからだっていうのも知ってるし、思春期らしく照れ屋さんなあなたは不器用な愛情表現しかできなくて、そんなところも愛おしくて、空回りしながらでも迷いながらでも進もう進もうとする姿に胸打たれてずっと見守ってきたのに。

(妄想の中では)あんなに一緒だったのに…!

長年夢女をやっていますが、他の女のために作られた料理を食べさせられたのは初めての経験でした。
最後まで謎の悔しさに包まれ打ちひしがれたままでした。
それでもやっぱり新規絵や彼の料理が食べられた事は嬉しかったし楽しかったので、行ってよかったなと思います。




ごめん、カガリも大好きだよ。

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