見出し画像

まもなく秋分。どんなにへなちょこでも、今の自分や自分が持っているものでやっていくしかない。その為には…

今日は、断続的に強い雨が降るなか2時間ほど歩いた。

雨が降ったら木の下に入り、風が吹いたら傘の向きを変え、足が痛くなったらちょこっと立ち止まる。その時々の状況に合わせて一歩一歩進んでいけば、結構歩けるものだ。

こんな風に、その時々で動きを変えながら過ごしていれば、こんな遠くの病院に来ることもなかっただろうに。。

なんて考えながら歩いていたら、気づけば6キロも歩いてしまった。

病院帰りにちょっとした思いつきで歩きだしてしまったので、ウオーキング向きじゃない靴で足は水ぶくれでボコボコに。

いくら頑張っても、頑張り方が違っていると、結局どこか悪くして前に進めなくなってしまう。靴だってそうだ。

ワタシは、しょっちゅう間違った頑張りをしてしまう。

でも、まぁ、それに気づいただけましってことで、もう変えるべきことは変えよう。


歩きついでに近所のコーヒー豆屋さんに寄ると、原材料の価格高騰で厳しいという話を聞いた。お客さんのことを思えば値上げしたくないし、それでは自分がきつい状況だと言う。そんなオーナーさんも、もう変えていかなければならない時のよう。

ずっとやってきたことを変えるのは勇気がいることだし、身を削っていても、客離れが心配でなかなか変えられないというのもわかる。

それでも、状況が変わったのに無理をし続ければ、必要としてくれる人にまで豆を届けることが出来なくなってしまうだろう。かつて自分が理想としていたことを手放すのは辛いことだが、未来のビジョンは、時と共に思い描き直していくことが自然と考えた方がいい。

『年内には、値上げした方がいいですよ!』

そう伝えて店をでた。


雨が降れば雨宿りし、風が吹いたら向きを変えてみる。時々立ち止まって自分の状態を確認し、状況に合わせて向きを変えながら歩いていくことが大事なんだな。



さて、今年もそろそろ秋分。

秋分からの3か月というのは、一年の中でもちょっと色合いの違う時期。今年は、自分のやりたいことをやり、自分が正しいと思うことを言い、たとえ誰も賛同してくれなくても突き進んでいくべき年だけれど、これからの3か月は、『ちょっと待てよ!それでいいのか?』と一旦我が身を振り返って、未来を描き直しておくべきタイミングになります。

これまで3か月の間に、自分が未来へ進む為にやった方が良いと思ったこと、絶対にやりたくないと思ったこと、解決しなければ前へ進めない問題も出てきたかもしれません。

こうした気づきを基に、”これから自分がどうしていきたいのか”を見なおして、必要なものを精査し、もう不要なものを手放していくのが今後3か月の流れです。

これから先へと進んで行くためには、うまくいってない状況だろうと、不健康だろうと、どんなにへなちょこでも、今の自分や自分が持っているものでやっていくしかありません。その為には、これまでのやり方を変え、大事にしてきたものを手放す必要だってあるのです。

自分をがっかりさせないために目をそらしてきたことや、自分に足りていないものにもしっかりと目を向けて、現状を受け入れることも大事でしょう。


どんどん新しいことがが始まっている人にとっては、停滞感が出てくるかもしれませんが、雨が降れば雨宿りし、風が吹いたら向きを変える。そうやって時々立ち止まって、前を確認しながら歩いていく方が結構遠くへいけるものです。

今できること、今持っているものを工夫して使ってみること、自信があろうとなかろうと、ダメならダメなりに、それを売りにしてみるぐらいのことが出来ると道は開けていくでしょう。

私も長い道のりを歩くために、しっかり見直しておきたいと思います。 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?