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勢いがある時は、大切なことに目が向かない。調子が上がらない時こそ、気づけることもある。

さて、火星の牡牛座期も今日でおしまい。

7/5に火星が牡牛座入りしてから約1ヶ月半、“自分を大切に”してばかりいたせいか、このところ身体が重くてしょうがない。今朝なんて、階段を上がるのがしんど過ぎて、寝てる間に地球の重力が強くなったのかと勘ぐってしまった。

そんな話を家族にしたら、深く頷いていたので、どうやら重力に負けているのは私だけではないようだ。

土用の期間は疲れが出るとか、やる気が出ない星まわりだとか、身体がダル重い理由なんていくらでも見つけられるが、動かなきゃ鈍るなんて当たり前のこと。年相応、活動量相応で、身体は嘘をつかない。

自分を大切にするのも大事だが、度が過ぎれば身体は鈍るばかり。そろそろ縮こまった身体を伸ばし、動き出さないといけないだろうな…

なんて考えはじめているのは、そろそろ火星が次の双子座へ移る合図なのだろう。

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いまは、療養中や病み上がりの人も多いし、暑さや湿気で身体が参っている人も沢山。外に出て、人に会って、夏らしいことをするよりも、自分をケアしたり、家族や身の回りの世話で手一杯だった人も大勢いたと思う。

これを悪い時期だとか、ツイてなかったと言う人もいるが、これはこれで必要なことだ。

先日、友人がこんなことを話してくれたが、その時々で過ごし方を変える必要はあっても、悪い時なんてないと私も思っている。

最近、あんまりやる気が出なくてペースダウンしてたんだけど、そんな時も必要だと思ってる。勢いがある時は、大切なことに目が向かないからね。」

そうそう、パワーが落ちるのは悪いことではない。

占星術の古典的解釈では、牡牛座の火星は、本来の力が損なわれるとされている。新しいことに挑戦し、自らを生かすための活力を司る火星と、既に手にしているものを大切にし、安心安全マイペースのために力を発揮する牡牛座は、アンマッチということらしい。

しかし、太陽が沈まなければ星が見えないように、エネルギーが下がっている時じゃなければ見ないものもある。自分を支えてくれているもののありがたみも、そんな時に気づくことが出来るものだ。

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さてさて、8/20の夕方に、火星が牡牛座を抜けて双子座入りすると、いつもと違うことがしたくなったり、もっと人と話したくなったり、「動き」のある時期に入っていく。

これまでは、なんとなくやる気が出ないとか、刺激がなくておもしろくないとか、テンションが下がることが多かったかもしれない。自分の身体、自分の時間、自分の大切なものが損なわれるように感じて、焦りや不安、苛立ちを感じたこともあっただろう。

しかし、縮こまって守りに徹するだけではなく、この機会に自分を見つめ直し、自分が持っているものや、自分に出来ることを整理して、今までやらなかったようなことにもチャレンジすることが出来たなら、これから先の動きにも上手く乗れるはずだ。

この1ヶ月半は、自分にとって大切なことに気づくことが出来る重要な期間だったので、ぜひとも振り返っておくことをお勧めしたい。


週明け23日には、太陽が乙女座入りすることも相まって、これからの一週間は、気分もムードも大きく変わっていく。他者とのやり取りが増えていくので、視野も広がるが、人に見せること、見られることも意識するようになるので、気にしていなかったことが急に気になリ始めることもある時。「なんとかなるさ」と思っていたことが、「なんとかしなくちゃいけない!」に変わることもありそうだ。

ここからは、年末に向かってかなり忙しくなってくるので、私のように重力に負け気味の人は、そろそろ重い腰を上げていかないといけないだろうな。。

さあ、動き出す準備をはじめよう。


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