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親心を諦めたら、そこから始まることもある。

気づけば9月も半ば⁈
いやま、時の流れの早いこと。

先週の『心理占星術子育て研究会』のことを書こうと思っていたのに、人間ドックの結果に翻弄されてあたふたしていたら日が経ってしまいました。ホント健康って大事ですね。

さて、今回の研究会も主宰のnicoさんや、参加者の方々の話に「なるほど」の連続でした。その中でも特に「なるほど」と思ったことが2つあったので、記事にしておきたいと思います。

まず一つ目は、nicoさんの『子どもが自分で火星、金星をやらなければ、親側から木星、土星がやってくる』という話。

これは、”子ども自身が自分で自分の大切な思いを守ったり、望みを実現させたり、自らの力で獲得していかなければ、親や社会の操り人形になってしまう”といった意味にもとれるので、「なるほど」と思いつつも、内心はちょっと複雑。

私自身、自分の力で自分の世界を守り、道を切り拓いていく力をつけることは大事だと思っています。

でも、心身を育て、社会に送り出す親側としては、木星、土星に象徴されるような社会の良識やルール、生活や勉強、人付き合いなどの基本的な約束ごと、それから努力や我慢を学ぶことだって必要だと思う。

こうした思いから、色々話して聞かせようとするけど、なかなかうまくいかない。何回も話していれば、そのうちわかる日がくるだろうと頑張り続けると、さらにうまくいかない。

いやはや

いくら言ってもダメなのは仏の耳だからか、聞いても答えがないのは口が馬だからか…?

まったくもう

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今回の研究会で、参加者さんが“母子分離”という言葉を出してくれましたが、子どもが親と並ぼうとする時、親の方は、幼い我が子を上から見下ろしていた頃の気持ちを卒業しなければいけない。

『諦めたらそこで試合終了ですよ… 』なんて有名な漫画のセリフがあるけれど、諦めることから始めていかないといけないんですよね。


で、「なるほど」の2つめは、我が子に「会話」を求め過ぎている!と指摘されたこと。

成長と共に親に話さないことも出てきて当然だし、思っていることが言葉に出来るわけでもない。なのに扉をこじ開けて「話を聞きなさい!」「思っていることを話しなさい!」なんて言われたら、反抗的になったり、守りが固くなるのもわかる。

わかるけど、最低限は話しておきたいのが親心。

私が言うのもなんですが、だから子どもが火星、金星をしっかりやらなければ、親側の木星、土星の支配下におかれてしまうんですね。

頑張って欲しいけど、複雑だな…


ということで、わかり合おうとするのは諦めることにして、扉をこじ開けるのをやめてみたら、今度は、「わかってくれよ!」とばかりに話はじめるから、これまた不思議。

ホントおもしろいものです。



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