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子育て・親育て

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子、親、家族のはなし。
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#子育て

人の言葉からは、必要なものだけ受け取ればいい

ここ最近、改めて言葉の使い方について考えている。 私達は、毎日たくさんの言葉を当たり前のように使っているけど、きちんと使えているかというと、そうではないように思う。 私などは、言ったことが相手にちゃんと伝わっていなくても、大概のことは、「まあいいか」と気にしないようにしている。人の受け取り方は千差万別なので、それぐらいおおらかでいないと気が休まらないからだ。 でも、それで良いわけではない。 しっかり伝わるように指示を出さなければ、スポーツだって、仕事だって、現場が混乱

贈りものは、自分が楽しもう

息子が、せっせと折り紙を折っていた。 なんでも学校のお楽しみ会でプレゼント交換することになったんだとか。 もう1人で折れる年頃なので構わないでいたが、「どうせ捨てられちゃうんだよ…」、なんてブツブツが聞こえてきたので、気になって覗き込んだ。 お-!なかなかカワイイ。 子どもらしくていい感じ。 私も欲しい!! と、母は思うけど、 小学生女子は、クラスの男子から折り紙なんてもらっても嬉しくないのかも… なんだか切ない。 2時間かけてようやく作りあげた作品。 持ち帰っ

この夏は、文句よりも感謝を!自分の思いを叶えたいなら、周囲のニ-ズに応えられる力も身につけておこう。

酷く暑い日が続いていますね。 ここ最近は、暑さだけでもしんどいのに、あっちこっちから愚痴が聞こえてくるので、ちょっと気になっております。 不満が募っている人や、周囲との関わりに難しさを感じている人が多くなっているのかな… みなさまは、いかがお過ごしでしょうか。 金星が逆行しているとか、土星、冥王星がどうしたこうしたとか、心地よくない体験になりそうな星回りを探すことはいくらでも出来るのですが、どんな時であろうと、自分がどう乗り越えていくのかが大事です。 とはいえ、思うよ

映画「怪物」に寄せて。理解しようとすることも必要だが、理解できない部分もひっくるめて受け入れることが大事なんだな。

週末、友人2人と映画『怪物』を観てきた。 エンドロールに切り替わった瞬間は、「あれ、ここで終わるの?」と思ったものの、2日経った今も頭の中をフィルムが回り続けている。 時間が経つほど、じわじわと沁みてきて、考えれば考えるほど、もう一度見返したくなる作品だった。 あまりにも頭から離れないので、ここにこうして書いているわけだが、私の感想を読むよりも、「とにかく観て欲しい!」というのが率直な気持ちだ。 自分の目で観て、自分で考えて、もし出来たら誰かと意見を交換し合ってみて欲し

外出先で子どもを一人でトイレに行かせてはいけない理由。

まだ息子が幼かった頃、ちょっと一休みするつもりで入ったカフェで、こんな話を耳にしたことがあった。 「男の子は、被害にあっても表に出ないのよ…」 すごくザワッとする話題。 息子を抱く腕にギュッと力を入れると、隣の席の声は、どんどん大きくなっていった。 「ファミレスとかのトイレは、特に気を付けた方がいいよ。男の子だからって一人で行かせると、いたずらされることが多いんだって。女の子は、いけないことをされたって自覚しやすいんだけど、男の子は、男性から性器を触られたりしても、これ

「なんでもいい」は、もうやめよう。

「思いが現実化するスピードが加速している!」 な〜んて話を、最近やたらと見聞きするのですが、そんな感じありますか? 思いがビュンビュン叶うなんて、願ってもないことだけど、前より早くなっている? まあ、どの話もよくよく聞いてみると、「思いは叶う→実行すれば!」「現実化が加速している→行動すれば!」というオチがあるので、時代が変わろうが、次元が変わろうが、やっぱり思ってるだけじゃ叶わないというのが落としどころ。 欲しいものがあれば携帯でポチッと買える、知りたいことがあれば

原点回帰して、本当に大切なものを確かめよう。

週末の朝、ゆっくり起きると、早くから起きていた息子がスイッチを睨みながらブツブツ言っていた。 「家も、仕事も、食事も与えたのに、村人達が子どもを産まないんだよ… 」 どうやらマイクラが思うようにいかないようだ。 ゲームの世界に没入している息子を横目に見ながら、テレビをつけると、こちらも少子化対策について討論中。 あちらも、こちらも、目下の課題は、子どもを増やすこと。リアルの世界では、喫緊の課題だけに、担当大臣がどんな話をするのかと気になって見入ってしまった。 でも、

【後編】これからの命運をわけるのは、〇〇力です!

実はこの記事、本当は春分の日に公開したかったのですが、忙しくて叶いませんでした。 春分の翌日にも手を付けたのですが、いくら頑張っても仕上がらないし、その翌日も、翌々日も不思議なぐらい終わらない。もうタイトルから「春分」を外そうと思ったところで、ようやくフィニッシュ。 そんなこんなで、内容がてんこ盛りになってしまったので、前編と後編にわけました。 前編は、こちら↓ では、後編「2023年、春分からの一年について編」に入ります。 ⭐︎ ★2023年、春分からの一年につ

【前編】春分です!一年のはじまりです!今年の命運をわけるのは、〇〇力です。

今週は春分! WBC世界一位! 新しい一年の始まりに、日本中の士気が上がるようなニュースが飛び込んでくるとは、なかなか幸先の良いスタート。 スタートだし、めでたいし、春分から一年の見通しは、出来るだけ前向きで希望に満ちたことを書くぞ! よおおっし!! なんて意気込んでPCを立ち上げたら、最初に目に飛び込んできたのは、こんなニュース。。 ああ、、 そうだ、、 そうだった、、、 WBCでは、若きサムライ達が活躍したけれど、今の日本は萎みゆく超少子高齢化国家。 も

私たちには、一人一人に果たすべき役割がある。

私たちには、一人一人に果たすべき役割がある。 たぶんある。きっとある。 探しても見つかれなければ自分で創ればいい。 私などは、もう何十年も「これぞ!」という役割は見つけられていないが、それでも自分の役割がないわけがないと思い続けている。 自意識過剰なのか、バカなのか、よくわからないが、どんな時でも、どんな場所でも「自分のやるべきことは必ずあるはずだ!」と考えて探しはじめてしまう性分なので、絶望的になっても立ち上がってこれた。 だからバカでも、それはそれで良いと思ってい

「もっと周囲に関心を。人を大切にすれば、自分も大切にされる。」ティッシュには、そんな願いがこもっていることもある。

朝の通学時間帯の電車に乗っていると、小学生の男の子が乗ってきた。 ちょっと離れたところに立っていたけれど、気になって見ていたら、男の子はランドセルを降ろしてゴソゴソ。タオルを取り出して、マスクを外して拭き始めた。 後から乗ってきた女の子も、ランドセルを降ろしてゴソゴソ。 2人の会話に耳を傾けると、小さな声が聞こえてきた。 「鼻血が出ちゃったけど、ティッシュがないの。タオルでもいいか… 」 「私もティッシュがない… 」 急いでティッシュを渡しに行くと、2人から「あり

親心を諦めたら、そこから始まることもある。

気づけば9月も半ば⁈ いやま、時の流れの早いこと。 先週の『心理占星術子育て研究会』のことを書こうと思っていたのに、人間ドックの結果に翻弄されてあたふたしていたら日が経ってしまいました。ホント健康って大事ですね。 さて、今回の研究会も主宰のnicoさんや、参加者の方々の話に「なるほど」の連続でした。その中でも特に「なるほど」と思ったことが2つあったので、記事にしておきたいと思います。 まず一つ目は、nicoさんの『子どもが自分で火星、金星をやらなければ、親側から木星、土

こども達よ、親を乗り越えていけ

一昨日は、心理占星術家nicoさん主宰の心理占星術子育て研究会。 研究会メンバーの息子さんの話を聞きながら、むかし友人から言われたことを思い出した。 「男の子のママって、息子と戦わないといけない時が来るんだって!」 当時は、まだ息子が幼かったので、ぷにぷにした我が子と「戦う」というのが、あまりピンとこなくてちょっとビックリした。 えっ、息子と戦うの? 私のビックリした様子を見た友人は、同情するように畳みかけた。 「そうやってお母さんを打ち負かして、大人になっていく

ギフトは、使ってこそ花開く

まもなく新年度のはじまり。 ここしばらく家に閉じこもっているので、まったく外の様子がわからないのですが、きっと街中には桜が咲き乱れ、温かな春の日差しが降り注いでいるのでしょうね。 「これは神様からのギフト、ゆっくり休んで!」とメッセージをくださった方もいましたが、いつもなら駆け回っているこの時期に、こうして家でゆっくり過ごすことが出来るなんて、確かにご褒美のように思えなくもない。ホント、何年ぶりだろう? なんて一瞬思ったけど、よくよく思い返してみたら、ここ数年はこんなこ